作曲の方法論㊷

パターンで曲を作らない方がいい、と昨日は書いておきながら、今日は真逆の話を書きたいと思います。

あまりにもパターンがないと、誰の曲だか分からなくなるんですよね...。

ミュージシャンの「個性」は実はパターンの使い方によって生まれてくる部分もある訳で、そう考えると、パターンがないまま、あまりバラバラな曲を書き続けると、曲を聴いて、「あ、このミュージシャンの曲だ!」というのが無くなるんですよ(笑)。

前に点を多く打つことによりその点が線になり、更にそれが面になる、という話を書きましたが、あまりにも点がバラバラだと線になりにくくなるんですよね。

だからやはり一定の「傾向」は必要なんだと思います。

それを「パターン」で出すかどうかはまた別の問題ですが...。

自分の場合、やはり「パターン」で個性を出すということはしたくないですから(といいつつ自分で気が付いていないだけであるのかもしれませんが)、やはりある種の「パターン」を持っているのが「個性」を出すためには早い手段です。

結局のところ、ミュージシャンで自分なりの「個性」を出したくない人なんていないと思うんですよ。じゃなきゃミュージシャンなんてやってません(笑)。

もちろん自分の立ち位置次第でその感情をコントロールできなければ、やはり活動の幅も狭まるので、その局面ごとに自己コントロールはするものの、本質的にはミュージシャンは「個性」を出したい生き物だと考えています。

で「パターン」をどう使うか、というところに最近のミュージシャンは行きやすいのかと考えています。

でまた元の話に戻る訳です(笑)。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。