プロとは...⑨

ただ、やはりプロのメリットというのもなくはないんですよね。

あくまでも考え方次第ですが。

聴き手が相対的には増えるはずです。

もちろんプロになっても聴かれない方は大勢いる訳で、だからこそ契約期間が終わってインディーズに戻る方もいる訳ですし、プロでなくてもYouTubeで売れないプロより聴かれているアマは五万といます。

ただ同じ方がプロかアマかのどちらかとしたら、プロに方が聴かれる頻度は高くなるでしょう。

だから「相対的」ということになる訳です。

昔だったらこの差が大きかったんですよね。だからこそプロの価値は高かったし、レコード会社やプロダクションの力が強かったのでしょう。

もちろんプロになって有名になる方がいるのも事実ですし、この傾向が全く無くなった訳ではありません。

ただ最近の音楽番組がつまらないのも、この辺の影響が大きいと感じています。

実際に売れている方達、テレビにあまり出ない方も多いじゃないですか。だからそういった企業が力を入れているミュージシャンが出てきやすい。

ただそうするとやはりつまらなくなりますよね。聴きたい方ではなく聴かせたい方が多く出てくる訳で、自分のようにスキップする人も多くなるとは思いますが(笑)。

なので、数聴いてもらえればいい、というものでもないんですよ。

実力がある方にとっては意味があることだとは思いますが、そうそう実力のある方というのにも出会えるものではないし、チャンスがやや増える、といった程度の話だと思います。

自分自身、聴いていただく方の数よりも、どれだけの方の心に響いたかの方が遥かに重要ですから。

そういう観点からすると、もはやあまり「プロ」に拘る時代ではないのかもしれませんね。



いいなと思ったら応援しよう!

blue but green
ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。