歌が上手いということ⑯
今日(昨日)もあまり調子は良くないので、今日も書けるところまで書きます。
宇多田ヒカルさんに関する続きです。
もちろん歌が上手いか下手か、と言われれば確実に上手い。
で、この国で最も優れたミュージシャンの一人です。
ただこの2つ、言っていることが同じようで全く違います。
今日は手短にいきたいので、この点についてのみ書こうと思います。
この2つの要素、一定の相関関係はありますが、因果関係はありません。
極論してしまうと、どれだけ音痴でも優れた作品を作ることはあり得る。
そういう人があまりいないのは音楽教育の影響です。
歌が下手だと、まずそこでつまづき、音楽の道に進もうとはしないでしょう。
そういう人に、「入り口」がないんですよ。
だから歌が下手=音楽の才能がない、となってしまう。
でもこの2つはあまり関係がない。
自分の歌が下手だと分かる人は、優れたミュージシャンになり得る。
というのも、自分の歌が上手いか下手かを聴き分ける耳を持っているから。
歌って結構厄介なんですよ。
実は自分の歌が聴き取れている方、ほとんどいません。
歌の上手い下手とは関係ありません。
そこで上手い下手を聴き分ける能力があること自体、ミュージシャン適性は高い。
明日はその点について書いていきたいと思います。
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