作曲・編曲97
これまでの流れとは全く外れた記事になりますが、ふと思いついたので書くことにしました。
取り上げるのは竹内まりやさんの「深秋」です。
多分こう書いても分からない方が多いと思います。「TRAD」に収録されている作品で、ドラマの主題歌だったそうですが、そのドラマは見ていないので、その辺は何とも言えません。
個人的には好きな曲ですし、曲自体もいいのですが、ふと思ったのが、この曲、普通の人がコード譜なりを渡して編曲するように言われたら、まずこのテンポにはならないんですよ。
もっとテンポ落として、普通のバラードにしてしまうと思います。多分自分もそうするでしょう。
歌い上げやすい曲なんですよ。
ただ山下達郎さん、敢えてミドルテンポにして、割としっかりリズムを立たせているんですよね。
これは上手いなあ、と素直に感じたんですよ。入っていた風呂の中で。
何で急に風呂の中で突然そう感じたのかは良く分かりませんが.…。
この曲、スローテンポにすると、やはり重すぎる曲になりそうな気がします。
実際にテンポ落として、ただアカペラで一人で歌ってみたら、確かに重かった(笑)。
そこを敢えてテンポ上げて、軽めのアレンジにすることで、重くない曲に仕上げているんですよね。
こういうのはやはり上手いなあ、と素直に感じます。
もちろん竹内まりやさんとのやり取りの中でこういうアレンジになったのかももしれませんが、改めて聴いてみると、この曲のアレンジの良さが良く分かると思います。
バラードってやはりテンポが落としがちにしやすいんですよ。ただこういうアレンジを聴くと、曲を見極めてアレンジをすることの重要性が良く分かる作品になっていると感じられます。
ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。