好きなミュージシャン(洋楽編)①

これまでの記事とたいして変わらない、と怒られそうですが、書きます(笑)。

やはりJ-POPだけだと片手落ちのような気がするので...。

で、やはり好きなミュージシャンと言えば「King Crimson」です。

とは言っても最近のアルバムは聴いてませんが(汗)。

聴くのは「Three Of A Perfect Pair」まででしょうか。その後のアルバムも何枚か持ってはいますが、聴くことはまずない状況です。

このグループ、どうしても「In The Court Of The Crimson King」の印象が強すぎて、このアルバムは聴いたけど、という方も多いと思います。

ただ個人的には「Larks' Tongues In Aspic」から「Red」までの作品が一番好きです。

大学生の時、虫垂炎になってしまい、英語の試験が受けられず、追試ということで英国人の講師の研究室に行った時、ただ単に英語で音楽の話をしただけなのですが、普通に試験を受けた人がビシバシB評価付けられていたのに、自分はA評価でした。ただ単に趣味の話してただけなのに(笑)。

でそこで「プログレが好きだ」と言った後(もちろん全て英語で話してます。英語の追試ですから(笑))、聴かれたのが「今でもプログレがプログレッシブだと思っているの?(もちろんこれも英語です)」と言われたので、「特段そう思っている訳ではなく、プログレが好きと言っても、例えばYesとかPink Floydは好きではなく、King Crimsonやもう一つの有名なグループが好きなんだ」、と説明をしたら、「それはジャズロックだよ」と言われました。

まあ確かにそういう考え方の方が自然ですよね(笑)。特に自分が好きな時期はその要素が一番強いかもしれません。

特に好きなアルバムは「Red」ですが、即興的な要素が強く、確かにジャズロックと言った方が正確な表現でしょうね。

「プログレ」という括りかなり乱暴な気がしていて、やはりちょっと不自然ですね。あの当時出現した色々な音楽に対して適当な表現が無かったので、全部「プログレ」ということにした印象があります。

「Red」は昔毎日のように聴いていました(笑)。「Red(アルバムではなく曲の方)」のシンプルながら荒々しく、ある意味メタリックとも言えるなサウンドの後に来る「Fallen’ Angel」の美しさ(特にアコギのハーモニクスがたまらない)、で「One More Red Nightmare」でまたメタリックな曲調になり、「Providence」でインプロヴィゼーションであるにもかかわらず、緊張感だけでなく、統一感も兼ね備えた演奏を聴かせた後(この曲を聴くとインプロヴィゼーションにおいていかに「他のパートの音を聴く」ことが重要かどうか分かります。ジャズだと自己主張が強すぎてぶつかり合うこともあり、またその良さもあるのですが、このようなインプロヴィゼーションはそうそうないと言っていいと思います)、King Crimsonの全てを詰め込んだ、と言っても過言ではない名曲「Starless」で終わる、どこをとっても素晴らしい作品です。

もちろん曲単位で考えると、例えば「Island」のようなKing Crimson史上、最も美しい曲など、好きな曲はあるのですが、アルバムならやはりこれしかありません。

まあジャケットのインパクトからすれば「In The Court Of The Crimson King」にかなうアルバムはないと思いますが、やはりジャケットより中身ですからね(笑)。

後、「In The Court Of The Crimson King」の方がやはり「分かりやすい」アルバムですから、やはり入門編としてはこちらですね。

昔スターレス高嶋氏(=高嶋政宏さん、前にも書きましたがあまりものStarlessへの偏愛ぶりからこのような異名があります)が中川翔子さんから、「プログレで初心者にお勧めは?」と聞かれた時「やっぱりクリムゾンの「レッド」ですかね」と言って山田五郎さんから「宮殿(「In The Court Of The Crimson King」の略称)からじゃダメなんだ?うら若き乙女に「レッド」からいかせるなんて」と突っ込まれたそうで、いきなり聴くと「何これ?」となる可能性はあります。

そういう時は「Starless」の歌が終わるまで聴いてください。この部分は大半の方が聴いてもいい曲だと感じると思います。

歌が終わった後はかなりしんどいと思いますが(笑)。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。