YouTubeでの音楽活動㉔
後、YouTubeでの音楽活動で大切なことがあると思います。聴き手のことを考えて作品を制作することです。
当たり前のことのように思われるかもしれませんが、現実には「好き」が優先して、単なる自己満足になっている方も多いんですよ。
もちろん、ただ好きでやっているだけならどのようなやり方でもいいと思います。
また「聴き手」を過剰に意識するとマイナスになりますが、これはまた次の機会にでも。
ただ、聴き手がいないと音楽は成立しないんですよ。そこが音楽にとっての「制約」になります。で、その制約の元で音楽が出来ないのは単なる実力不足です。聴き手のニーズに応えながら、なおかつ自分の「好き」なり「存在意義」を追求出来るのが実力です。
もちろんこれは才能のことを指している訳ではありません。才能と実力は別のものです。もちろん才能があればその分有利だとは思いますが、その程度の話です。
元々音楽なんて制約だらけなんですよ。現代音楽では全部ぶっ壊すようなことも行われますが、例えば普通のポピュラーであれば、平均律から逃れることは出来ないですよね(実際には古典的なbluesは平均律から外れている、という話もあるようですが)。
これは極端な例だとしても、実際には色々な制約の元で音楽は成り立っています。これは古今東西、それこそ微分音を使うような民族音楽でも変わりません。
その上で何が出来るか、自分なりの付加価値を付けられるかが音楽の「実力」です。
言葉知らなければ話が出来ないのと一緒なんですよ。
その点が理解できなければ、その音楽は単なる自己満足にしかなりません。
そしてその音楽は、誰も聴かない音楽になるでしょう。
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