音楽の聴かれ方⑥
最近思うのですが、ライブが少なくなったせいか、テレビ番組制作にも制約がかかるせいか、とか色々な事情はあると思いますが、明らかにテレビの音楽番組は増えてますよね。
自分自身、結構見ることが多いと思います。平日は仕事が忙しすぎて、週末に録画して見ています。
見ているのには訳があって、自分自身で曲を選ぶことが出来ない、その点が最大のポイントだと思います。
興味がない方は早送りですが(笑)。
ちょっと聴くと、大体どんな曲か分かってしまうので、知らない方が出てきても、ほぼAメロだけ聴いて、早送りするかしないかを聴くような感じです。
で大半がAメロで早送りです(笑)。
イントロだけ、という場合すらありますが(笑)。
まあほとんど飛ばすことが多いのですが、最近の音楽のトレンドを把握するのには適している、と思っています。
というのもコロナ禍のせいで、音楽番組自体が変わってきたと思うんですよ。
過去曲の過去収録の一部を紹介するだけの番組も増えましたが、一方でこれまで取り上げられなかった音楽を取り上げる機会も増えているように思えます。
そういう意味では「最近の曲」が良く聴かれるようになっていると思います。もちろんこの前提として音楽を聴く手段が多様化し、今までのような聴かれ方をしなくなった、という影響もあるように感じています。
これまでのミュージックシーンってレコード会社が「作りだす」という要素が強かったように思いますが、今はどこから火が付くか分かりませんし、そういった動きを無視して音楽番組を作ることも出来なくなったのだと思います。
実際にはレコード会社側からそういった音楽を取り込もう、という動きも出てきてますよね。そういう意味でも「無視」出来ない新しい潮流が生まれたのかと。
だからこそ、やはり見ていると最近のトレンドが良く分かるし、見る価値は増えてますよね。
まあそうは言っても作品自体は玉石混交だとは思いますが、一時期よりは良くなったような気がしています。
やはり「YOASOBI」なんて典型だと思うんですよね。Ayaseさんって結構色々な音楽を聴いて作品を作っている印象が強いですし、批判する方も多いですが、自分としては肯定的に捉えています。
正直興味のないミュージシャンの方が多いですが(笑)。
逆にあまりに酷いと興味出ますよね。紅白に出た鼻歌にしか聴こえない方とか(笑)。
一方で「うっせぇわ」とかは面白いと思うんですよね。新しい曲のように思われるかもしれませんが、それは歌詞の力やアレンジによって生まれる「インパクト」が強いからそう捉えられるだけで、「新しい曲」ではないと思います。どちらかというと「昭和的な要素」+「音楽以外のもっと原初的な要素で出来ているイメージです。
って良く分からない表現ですよね(汗)。この曲、まずAメロは「昭和の香り」を感じます。また、リズムがものすごく「立っている」し、例えばサビの部分であれば、みんなで何かをやる時の「かけ声」的な要素を感じるんですよ。その部分はある意味音楽の「原点」に近いのかもしれません。正直自分自身として何回も聴きたいか、というとそうではありませんが、やはりコンセプトが立っているし、音楽の「始まり」を感じさせる作品だと思います。
何だか書いているうちに全然違う話になってしまいましたが、やはりコロナ禍のために、音楽番組が増えたような印象がありますし、内容自体も多様化しているので、録画しようかな、という気持ちになるんですよね。
自分の場合、明らかに音楽番組を見る時間は増えてますね。まあその分音楽制作に使える時間は確実に減るのですが(涙)。