作曲・編曲90
今日もまた先週末に見たテレビ番組から。
今度は「ミュージックフェア」の「ワインレッドの心」です。
最初はありかなあ、と思ったんですよ。でも2コーラス目はもう止めてくれ、といった感じしか受けませんでした。
ギターの弾き語りがメインだったのですが、そのギターがあまりにも単調でした。
2コーラス目には薄くストリングスが入っているのですが、凄く薄いから全体のイメージは変わらない。
弾き語り故の難しさはあると思うんですよ。でもあの弾き語りであれば、玉置浩二さんも歌に徹した方がいいでしょう。
どうしても弾き語りにするなら、2コーラス目からでいいから、他の音をもっと入れるべきです。
その点、岸谷香さんの「M」の方がいいんですよ。ギターを立たせるところでは歌ってないし(笑)。
あの演奏だけ聴けば、どう考えても岸谷香さんのギターの方が数段上です。それほど難しいことをやっている、ということではなく、ギターの表現力が明らかに優れています。
実際のところは良く分かりません。弾き語りだとどうしても歌に力を取られるから、単純な比較は出来ませんから。
ただ、恐らく「弾き語りをする」という行為の優先度が高くなっていたんだと思います。で無理に弾き語りをした結果なのではないかと。
これはどちらかというと、企画の失敗なのかもしれません。まあ実際の演奏自体も古いから、時代の限界かもしれません。
ただ今こうして聴いてみると名曲なのにこの演奏、残念ですね。
これでテレビ番組の話は終わりにして、明日からは別のテーマで書きたいと思います。
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