作曲の方法論53
自分の場合、曲先であれば、大抵は「頭の中」にあるものを使わないで作品を制作する、ということを書きました。
こう書くと難しいことのように捉えられてしまうかもれませんが、そんなに難しいことをやっている訳ではありません。
楽器の前で楽器いじっているだけです。
というか傍から見たらそのようにしか見えないと思います。
むしろ、ひたすら楽器とにらめっこ、に近いかもしれません(笑)。
で時々弾いてみたりする、そんな感じです。
特に自分の場合「曲先」の場合はほとんどが「コード先」なので、あるコードを弾いて、次のコードを弾いて探すことを延々と繰り返します。
まあ循環コードなり、定番的な進行を使うのであれば、こんな苦労は不要なのですが、やはりそれじゃあ嫌なんですよね。
やはり「趣味」ですから好きなようにやりたいんですよ。これで食べているのであれば、数をこなさなきゃならないし、数をこなすのであれば「定番的な進行」を使った方がいいに決まっています。
う~ん、でも「趣味」というのも少し違うんですよね。ある意味苦痛でもあるのですが、やらないともっと苦痛、みたいな...。
あ、また話が逸れだしたので元に戻さなきゃ(笑)。
何かのコード進行を参考にしている訳でも無ければ、思いついたコード進行でもない、単なる行き当たりばったりです。で気に入らなければ何度も試す訳で、気に入った響きがあれば次に進む、といった感じです。
まあそうは言っても曲によって比較的スムーズに進む場合もあれば、全く進まず頓挫することもあります。
まあでも頓挫したパーツを組み合わせて一つの曲にすることもあるので、本当の意味で「頓挫」ということではないかもしれませんね。
ただここまでやるのは「一般的な手法」とは言えないかもしれません。どちらかとこの手法(頭の中にあるものを具現化する、といった形で制作しない手法)で作る場合、感覚的に弾いて作る方が多いと思います。もしくは手癖か(笑)。
結構手癖で曲を作る方って多いと思うんですよね。自分ももちろん手癖で曲作ることは出来ますから。
ただ、やはりそれだと今度は「手癖」から自由にはなれないから、あえてこんな手法で曲を作る訳です。
まあ変人と言われればそれまでですが(笑)。
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