昭和歌謡㉖
今日は「昭和歌謡」と「カデンツ」の関係性について考えてみたい、と思います。
「カデンツ」について語りだすとこれもきりがない話になるので、ごく簡単に言うと、和音に機能を見出し、その機能を法則化したものです。
って簡単じゃないですね(汗)。
実例を持ち出した方が早いですね。コードをトニック、サブドミンナト、ドミナントといった機能別に分別し、それがどのように進行すべきかをパターン化したものです。
ってかえって分かりにくくなってるかも…
で、たぶん複雑なカデンツは想定していなくて、その方の意図するところは一般的な循環コードにあるそれを指しているのでしょう(もちろんカデンツ的でない循環コードもありますが、そういう例を指している訳ではないでしょう)。
もちろんこれは正しいです。
ただ、今でもほとんどのポップスやロックはこの世界の中にいます。テンションノートで装飾される度合いは増えたものの基本は変わらない。
そこにこだわらない方も増えてはいますが、まだ少数派。
そこで「ヨナ抜き」音階との組み合わせで「昭和歌謡」は成り立っている、という言い方になったのかと。
ただ、「ヨナ抜き」音階の方も「傾向」でしかないから、この2点をもって「昭和歌謡」とするにはやはりやや弱い(外れてもいない)。
ただ、「昭和」の「歌謡曲」が本当にそうだったのか、という話は依然として残るので、明日はその点について書きたいと思います。
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