音楽は儲かるのか⑲
書いていて思ったのですが、やはりこれは難しい。
儲からない方法を書くのは簡単です。
でも儲かる方法なんて分かれば苦労しない。
高田純次さんが儲け話があったら「もうけるならまずはお前がやれ、と言って断ろう」と言っているのと同じで儲けることは難しい。
ただ、拡散出来ると思っていて、実は何の役にも立たないことがあります。
良く通説的に言われる「SNSの活用」、これは完全な誤りです。
以前から何度も書いているのですが、例えばXにしても、YouTube動画のアップ告知に対し高評価を付けている人の方が、YouTubeの高評価数より遥かに多いことがよくある、というよりほとんどこのパターン。
所詮SNSなんて承認欲求の固まりでしかない。
相手からの評価のために高評価を推しているだけです。
noteだって同じでしょう。
自分の記事に「スキ」を推してくるミュージシャンの方、お返ししようと思って見てみるとそれなりに「スキ」がついている。
こうなると、もしかして、と思って見てみると、再生回数2桁がざら。
高評価は1桁であることがほとんど。
みなさん経験あると思いますが、自分が投稿する時に限って「スキ」を押す方が大勢います。
もちろんこれを責めることはないし、自分自身お返しまでしています。
はっきり言ってどうでもいいのですが、一応日本人なのでお返ししています。
今日も中身を読んでいるかは知りませんが、今日は水曜日だからそういう方から「スキ」が届くはず(笑)。たぶん記事を読んでないし。ちなみに音楽系ではありません。
SNSって開かれているものだと勘違いしている方が多いようですが。実際にはほぼ閉じた世界です。
そこには承認欲求の大群がいるだけ。
しかし実際にはSNSは大きな役割があります。
ただ、ここでみなさん勘違いするんですよね。
SNS、本当は極めて大きな意味があります。
それは、他の方、特に何の柵のない方が関わってくるところにその理由があります。
それは自分の投稿に対する反応ではなく、勝手にシェアしてくれるところにあります。
SNSって自分で発信してもその時点での効果はゼロです。
ただ、他の方がそれを見て拡散すると、「バズる」かもしれません。
もちろん実際に拡散しようとする人達は大抵「お仲間」だから、それでは全く効果はありません。
聴いている人達に拡散しても全く意味はありません。
大半のミュージシャンはここで終わります。
ただ、何の利害もない人が拡散し始めると、極めて大きな効果をもたらす。
「社会現象化」のスタートはここにあります。
まあ自分でコントロールすることは難しいとは思いますが、SNSで「バズる」というのはこのような現象を指すのであって、大半の方にはほとんど役に立たないものです。
まあやりようによってはそれなりに拡散することも出来ます。
明日はその点について書いてみたいと思います。