楽器の配置⑮
で、今日はリバーブがやや深めでもいいパートについて書きたいと思います。
例えば「Pad系の音」であれば深めでも構わないでしょう。全体的な雰囲気を作るパートで、旋律と呼べるものをそれほど鳴らす訳でもなく、かつMIXやたらと上げずに、「うっすら」と鳴らすことの多いパートなので、明確な音像を作る必要がないからです。
メインのパートではなく、何となく鳴らしておきたい音であれば、それなりにリバーブが深くてもいい、というより深めの方がいいと思います。
そうすることによってリバーブ浅めのメインのパートが表に出ますから。
後、アンサンブル系の音も同様ですよね。基本Pad系の音と同じような使われ方をするから、深めでも構わないと思います。ただ音がそれなりにリアルなので、純粋なPad系の音(?)よりも浅めの方が無難でしょう。
ただ難しいのはSolo系の音源ですね。これは楽器構成によっても変わってくると思います。
金管系は深めに掛けるのはあまり良くないと思います。基本元々打楽器ですから(笑)。音のインパクトが無くなってぼやけるだけで、多分入れる意味が無くなると思います。
ストリングスは時と場合によりけり、だと思います。当然旋律を聴かせたい場合であれば、浅く掛けるのが基本だと思います。
ただ、実際にはPad的に使いたいけれど、各パート毎の音をその楽器の音として聴かせたい場合であれば、深めもありだと思います。実際にはポピュラーであればこういう使い方も多いので、実際には「あり」でしょうね。
後、木管ですが、これは楽器によって変わってくると思います。サックスは「はっきり鳴らしたい」ことの多い楽器ですから基本浅め、クラリネットなりオーボエであれば、もわっとしない程度までリバーブを掛けてもOKでしょう(もちろんポピュラーの話です。まあそもそもこの手の楽器はあまり使われないような気もしますが(笑))。で、一番深く掛けてもしっくりくるのはフルートだと思います。楽器の特性上、Pad的な使い方をしてもそれほど違和感は出ません。
大体こんな感じでしょうか。ちゃんと確認していないので、抜け漏れもあるかもしれません(汗)。
ただ、まあそれほど長く引っ張るテーマでもないので、最後にまとめて終わりにしたいと思います。
まあそう言っていて、まとめがまた長くなる可能性もありますが、今日はこの辺で(笑)。
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