作曲・編曲㊼
昨日の記事を読み返し、補足を書く必要があることに気付きました。
音を足していく過程で「間違った方向」に行く可能性があります。明らかに何か変、みたいな感覚に陥ることがあるんですよ。
で、どこでおかしくなったかが分からなくなる場合もあります。
というか、自分自身、今リメイクしている作品のストリングスアレンジでそうなりました。しかも途中で保存していなかったため、Cubaseのバックアップファイルからこの辺だろう、というものを探すことになりました。
ほぼほぼ一時間強、この作業に費やしました。
自分で書いておいてこのような失態を犯すとは(涙)。
ただ、やはりアレンジをしていると、「手戻り」的なことは結構あるんですよ。
どこかでアレンジをおかしくしてしまっている場合がほとんどです。
そいいう意味でも、節目毎にアレンジを保存しておくといいんですよ。
まあここで明らかにおかしくなった、ということがはっきり分かることは少ないです。
ただ、この作業をすることによって、「問題が発生してない地点」に戻ることは出来ます。
で、そこから作業をやり直せばいいんですよ。
もちろんその時点が「最も適したアレンジ」の場合も多いと思います。
そこから足してしまうこと自体で、アレンジが変になってしまった、という場合です。
基本的には、この作業のやり直しを3回やってどれもダメであれば、そこでもう作業を止めた方がいいと思います。
決してそれが「最適なアレンジ」ではないとしても、それが今の自分の限界なんですよ。
そこから何かをしようとしても無理です。
そこでもうあきらめてください。でもそれはそれほど変なアレンジにはなっていないはずですから。
意外にそこが最適だったりすることもあります。
もちろんそうでない場合もありますが(笑)。
やはり編曲って拘りだすとキリがないですし、そこが面白さでもあり苦しさでもあるのですが、あまり拘りすぎると訳が分からなくなる場合も多いと思います。
立ち止まることも大切です。どうしても没頭すると、自分のアレンジを客観視できなくなるんですよ。
そういう観点からしても、これまで述べてきた過程には意味がある、と考えています。
まあ編曲に限った話でもなく、全てに通じる話かもしれませんが。
明日からはまた「カバー特集」に戻りたいと思います。