ミュージシャン②鬼束ちひろ~24
今日はまたマニアックな曲になりそうだったので、結構聴きこみました。
ただ「憂鬱な太陽 退屈な月」や「焼ける川」まで書いていると、これまでとの整合性が取れなくなるので、ここは飛ばします。正直それほど好きな曲でもないし…。
で、今日はいよいよ直近のシングルである「スロウダンス」について今日は書きたいと思います。
これなら昨日でも書けたような気もしますが…。
この曲は聴いて意外な印象を持ちました。
もちろん曲自体には鬼束ちひろさん的な要素も強く出ているのですが、どこか落ち着いた印象の作品に仕上がっているんですよね。
これまでに無かった印象の作品です。
「Sign」のようなピュアさも、「good bye my love」のような清々しさもないのだけれど、この曲には独特の「暖かさ」があります。
もちろんアレンジの影響は大きいです。
鬼束ちひろさんの曲ってストリングスの使用頻度は高いですが、この曲、ストリングスも暖かいんですよね。
もちろんただ暖かいだけの曲ではなく、試練を経た後の暖かさ。
そして全ての音が優しい。
歌声も人の心を包むように響いてきます。
「月光」で見せたのとは全く違う風景がそこには拡がっています。
冷たい光に浸されているのではなく、温かい光に包まれいる感じ。
多分鬼束ちひろさんがこれまで受けてきた試練(自己責任的な部分があるのは否定出来ません)が、この曲に結実したんだと思います。
もちろん、これで終わりということもないでしょうし、これからも優れた作品を生み出していくのでしょうが、恐らくそれは時代の求めるものとは違うのでしょう。
それでも鬼束ちひろさんはこれからも作品を紡いでいくんだと思います。
そして自分はこれからも鬼束ちひろさんの作品を聴き続けるでしょう。
ここで一通り最後まで来た訳ですが、正直まだ書き足りていない曲も沢山あるんですよね。
「edge」「call」「Cage」「螺旋」「声」「Castle・imitation」「King of Solitude」「守ってあげたい」「碧の方舟」「弦葬曲」「悲しみの気球」、全部書きたかったけど(とは言っても「King of Solitude」と「守ってあげたい(オリジナルは有名なあの曲です)」は他の記事で触れてますが)等々、書きたい曲はまだまだ多いのですが、全部書き続けているときりがないので、この辺で一旦まとめに入りたいと思います。
ってまだ書くんかい!。