好きなミュージシャン(邦楽編)⑦

いきなり相当前のテーマに戻ってしまってすみません...。

決して書くテーマがなくなった訳ではないんですよ。

そもそも別に終了と言った記憶もないし(汗)。

ただ、これがいくつ目の記事かを探すのは結構大変でした。結構苦労した結果の⑦です(笑)。

で、言い訳じゃなかった、前段の話はこれ位にしておいて、本題に入ります。

昨日までの特集でも頻繁に登場していた「YOASOBI」です。

別に「流行物」だからではありません。やはり作品自体、良く出来ていると思います。

自分なりに3曲上げるとすれば

①夜に駆ける

②群青

③優しい彗星

といったところでしょうか。

Ayaseさんの曲で本当に一番好きな曲は、やはりLisa×Uruの「再会」なんですが、YOASOBIの曲じゃないんで(汗)。

「夜に駆ける」を選ぶのは安直なような気がしますし、そもそも「再会」とコード進行が似ているし、YOASOBIでも、他にも同じようなコード進行の作品もありますが、やはりこちらの方が先に出来た作品でしょうし、筋から言えばやはりこの曲になるのかと。

実際のところ一番に上げておきながら、実際には「群青」の方が好きですから(笑)。

「夜に駆ける」はいわゆる「王道進行」と「Just The Two OF Us進行」が基本になっている曲で、以前「再会」について語った時にも触れたのですが、別に王道進行自体は普通に使われる進行で珍しくもなんともありません。

Just The Two OF Us進行の方が使用頻度は低いでしょう。この進行の特徴は「調性感が乏しい」ところにあります。

もちろんこの進行について調性内での理論的な説明は可能ですが、ノンダイアニックコードが多用される上に、調性を誤解されるようなコードが含まれているので、どうしても調性感は薄くなります。

実際コードを検索するサイトでもキーが間違っているサイトもある位ですから(笑)。

Ⅴがマイナーコード、で次のコードがⅠ、で次にⅣが来たら確かに間違う理由が分からなくもありません。しかも曲の節目節目がⅣ始まりなので、こうなると最初の音をⅠと勘違いしても不思議ではありません(笑)。

この3つのコードの内の最後のコードを仮にⅠとするとこのコード進行、ⅡーⅤーⅠですからね。しかもⅠに7thが付くとトライトーンが生まれ、しかもその後強進行で動くので、あたかもⅤの属七の和音のように振舞うため、なおさらドミナントのように聴こえます。

で、実際にはこのコード進行、Ⅳ起点ですが、Ⅰ起点としても解釈としては成り立ちます。

でもそこに王道進行を合わせることによって、その解釈だと辻褄が合いにくくなるようになっている、これはやはり上手い作り方だと感じます。

そうすることによって尚更調性感を薄くしている、とも言えるかもしれません。

しかもこれを意図的ではなく、感性だけでやっているところに凄さを感じます。

もちろんただ早いようにだけ聴こえる曲の中に、実はリズムの緩急があって、そういうところの上手さもあるのですが、やはりこの曲はコード進行に尽きるでしょうね。

ただやはりYOASOBIの曲は「夜に駆ける」以外のどの曲もメロがしっかりしているから、耳に馴染みやすい、ということもあって、ここまで人気が出たんだと思います。

メロがしっかりしている、という点ではKing GnuやOfficial髭男dismも一緒ですよね。最近は一時期と比べるとメロが復権してきたような印象があります。

まあこの記事の続きを書こうと思ったのも、これまで書いてきた記事の流れからすると、やはりYOASOBIについて触れる必要がある、と思ったことが影響しているので、再開はもう少し経ってから、というより気が向いたら、という感じになるので、明日は別の記事でも書こうと思います。

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