作曲・編曲96
このテーマで取り上げるべきなのか正直迷ったのですが、今日はJimi Hendrixの「The Star Spangled Banner」、もちろんWoodstock版です。
実はある方がYouTubeでこの曲を弾いていて(もちろん普通に)、改めてJimi Hendrixの演奏を聴いてみたんですよ。
というか聴いたらDLまでしてしまいました。
あまりにも有名過ぎて取り上げるのも憚られるのですが、結構ご存じない方、多いんですよね。
その上音楽に政治を持ち込むな、という方、結構多いんですよね。
特に日本人は嫌う傾向が強いでしょう。普段から政治の話をしないから。
欧米では結構メッセージ性の強い作品が多いのは、やはりこの辺の差が大きいんでしょうね。
けれど、実は政治的でない音楽ってないんですよ。政治的でないように振る舞う、そのこと自体がある種の政治的な姿勢だから。
まあ音楽に限った話ではありませんが。
ただこの曲の凄さはインストで主義主張を語ったところだと思います。
多分他にこんな曲はないかもしれません。
戦争の壮絶さ、残酷さをここまで言葉無しで語った作品はないでしょう。
血塗れの星条旗が見えるようです。
ただ、やはりこの作品を演奏出来るのはJimi Hendrixがアメリカ人だからだと思います。軍役にも付いていたし。
そうでないと単なるアメリカ批判にしかなりません。
もっとも、のほほんとしているどこかの国民は、こういう姿勢を見習った方がいいんでしょうね。
ただ、自分もいわゆる「メッセージソング」は書いたことがありますが、やはり言葉頼りになるんですよね。
Jimi Hendrix、他にも数多くの名作を残していますが、この作品を取っても、不世出なミュージシャンであることが実感させられる作品と言ってよいでしょう。
でもやっぱり「Little Wing」かな(笑)。
ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。