DTM56

でミキシングが終わったとして(もう終わりかよ、って気もしますが(汗))、その後にマスタリングを行うことになります。

ここで音源は基本2MIXになっていますが、これをどう処理するか、という話です。

一般的にここで「コンプレッサー」や「マキシマイザー」を掛ける、ということが書かれていることが多いと思います。

ただそんなことはナンセンス極まりないことだと考えています。

トラックのトリートメントでコンプレッサーなりリミッターを掛けることは必要な場合がありますが、2MIXに対して掛けるってどういうこと?、なんですよ。

本来の音のダイナミクスをぶち壊して音量を揃える、なんでそんなおかしなことをするのか理解に苦しみます。

昔「音圧競争」というものがあって、要は音が大きい方が目立つから、原曲のダイナミクスを壊して、音圧を上げまくっていた時代がありました。

プロの作品でも平気で「音割れ」している作品があったほどです。

ただ今はもうそういう時代ではないんですよ。

小さい音は小さく、大きい音は大きく鳴るのは音楽として当然のことじゃないですか。

それを単に目立たせるために無理矢理大きくして聴かせる、というのはやはりおかしいと思います。

音楽を目立たせるのであれば、作品の質を磨くべきであって、音量で目立たせる、なんてミュージシャンとしてはやはり恥ずかしいことだと思います。

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