鍵盤楽器③

今日は予告通り、鍵盤楽器の導入で大きく飛躍したミュージシャンについて書きたいと思います。

L'Arc〜en〜Cielです。

え、と思われる方も多いと思います。

あまり鍵盤って印象はないでしょう。

なので分かりやすい例を挙げます。

「Pieces」です。

もちろんストリングスが大きな要素でもあるのですが、やはりイントロのオルガンがまずポイントですよね。

でAメロ×2の部分ですが、1回目の部分はストリングスとシンセがメインですよね。これは完全にロックバンドの音ではありません。

また、この曲ではストリングスは生のものを使っていますが、他の曲ではシンセっぽいストリングスも多いです。

で、L'Arc〜en〜Ciel、こういう音を使うことで大幅に音が変わったバンドです。

初期の頃はあまりキーボードなりストリングスを多用するような音作りはしていませんでした。

だから曲自体は良かったにもかかわらず、やはり音が一本調子になりやすいし、初期は「良く出来た普通のロックバンド」でしかなかったんだと思います。

もちろんこの頃のL'Arc〜en〜Cielの方がいい、という方もいらっしゃると思います。この頃の方がいわゆる「ロック」でしたから。

まあ変化した後も、同時代のGLAYよりは遥かにロックですが(笑)。

でもこの音の変化が無ければ、ここまでの存在にはならなかったでしょうし、やはり「好きな人が好きなバンド」にしかなっていなかったと思います。

ある種のポピュラリティがあった方が、聴く層は確実に拡がりますから。

ただ、これって変わることを恐れていては出来ないことです。

やはりメンバーが凄かったんでしょうね。L'Arc〜en〜Cielの音楽の幅が広かったからこそ、この変化を前向きなものに変えることが出来た、という見方も出来ると思います。

で、それをきっかけに更に音楽性を広げていったのだと思います。

やや「鍵盤楽器」から話が逸れてしまったような気がするので明日は鍵盤楽器について書こうと思います。

結果どうなっているかは分かりませんが(笑)。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。