2019年以降⑦
昨日まではバンド系のミュージシャンを取り上げていましたが、やはり最近のトレンドとしてはDTM系ミュージックを抜きに語ることは出来ません。
敢えてDAWと言わないのは、今どきDAW使わないで作品を制作している方はほぼ皆無でしょうから、「打ち込み系」を指す意味で「DTM系」という表現をしています。
もちろん先日取り上げたYOASOBIはその典型的な存在ですし、色々な方が出てきているのも当然知っています。
ただ、どちらかというと、他の方の場合、例えば「ボカロP」的な音楽を作ろうとする傾向が強いように思えます。
もちろんいい曲も沢山ありますし、その「良さ」も分かるのですが、どうしても「閉じた」印象があるんですよね。ジャンル性に対する拘りが強いようなイメージを感じます。
そういう観点からすると、YOASOBIの場合、これまでのJ-POPとは違う流れのように見えながら、そういう要素も合わせ持っていて、それが故に作品の中に独特の「ポピュラリティ」が生まれていて、だからこそあそこまでブレイクしたんだと思います。
もちろん、これはどちらがいいか悪いか、ということではありません。ただ例えば、想定自体が相当無理な気もしますが。YOASOBIをOfficial髭男dismの位置に置いたとすると、King Gnuに当たる存在が見つからないんですよね。
もちろんOfficial髭男dismほど「ポピュラリティ」が強くない、という点はあるんでしょうね。
そういう観点からすると、YOASOBIはどちらかというと、中央に位置する存在なのかもしれません。
だからこそ、相対する存在がないような感じになるんでしょうかねえ。
そう考えるとすっきりするような気がします。
なので次回はまとめに入りたいと思います(ってちょっと無理がある展開のような気もしますが(笑))。
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