作曲・編曲85
いきなりこのテーマに戻ってしまいました。
でも単なる気まぐれではありません。
昨日書いた記事を書きながら、「旋律」というものについて考えてみたんですよ。
で、実は水曜日、
勤労感謝の日であるにも関わらず、休日出勤(在宅)だったのですが、仕事して、その後に溜まっていた音楽番組見たんですよ。
ほとんど飛ばしてばかりでしたが、「SONGS」の藤井フミヤさん特集、少し心に引っかかったんですよね。
基本この方、曲はあまり書きませんよね。
歌詞書いて歌う方です。
ただ「TRUE LOVE」だけはこの方が作曲しているんですよね。
基本持論としては、「一曲だけならいい曲を書く人もいる」なので、藤井フミヤさんの作曲能力については何とも言えません。やはり「いい曲」の数が一定以上ないと判断出来ません。
「一発屋」という方はいくらでもいますからね。
ただ、この曲、やはりいい曲だと思います。
いい曲の条件というものが一つある、と考えています。
それはどんなアレンジでも(もちろんわざとおかしなことをしなければ、という前提ですが)いい曲だと感じさせる、そういう曲はやはりいい曲なんですよ。
コード進行ほど具体的に言語化することは出来ないにしても、どのようなアレンジでも聴かせる、というのはいい曲の条件だと考えています。
で、シンプルなアレンジ、もしくはアカペラでもいい曲、と感じさせる曲ほどいい曲なのかと。
結構曲って「アレンジで聴かせる」ことが出来るものなんですよ。
ただシンプルにすればするほど、その曲は素に近いものになっていくので、旋律自体の比重が高くなるんですよ。
その点「TRUE LOVE」はアコギ1本でも聴ける曲じゃないですか。多分ソロでアカペラでもいけます。
そうするともはやそこには「旋律」しかないので(裏にコードが見える場合もありますが)、旋律だけでいい曲、と呼ぶことが出来ると思います。
もちろん、あくまでも感じ方の問題でしかないので、単に「多数決」の世界とも言えます。
ただ、やはり世の中って「多数決」なんですよ。だからそれでいいんです。もちろん「少数派」の聴くいい曲というのもありますが、少なくともその「少数派」の中では「多数派」ですから(笑)。
そう考えると、旋律に対する考え方が少し見えてくるのかもしれません。
ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。