MV⑧
昨日少し触れましたが、MVがここまでのものになった立役者、とでもいうべき方がいます。
もちろんそれはMichael Jacksonです。
それまでのMVは音楽作品の付随物にしか過ぎなかった。
でも、「Thriller」以降、音楽とMVを等価のものにしてしまった。
というより、音楽の意味合いを下げた、という方がいいのかもしれません。
実はこの影響は極めて大きい。
これ、今のMVまで地続きなんですよ。
もっと言ってしまうと、彼が「ダンス」の価値を引き上げたんですよね。
音楽とダンスを同レベルのものに成しえた、これはやはり偉大な功績なんですよ。
少なくともMichael Jacksonがいなければ、EXILEも存在しなかったでしょう。
もちろんミュージシャンとしての「Michael Jackson」を否定する訳ではないのだけれど、音楽における功績より、こちらでの功績の方が遥かに大きい。
だってMV見てると音楽聴くだけじゃ物足りなくなるじゃないですか。
もちろんMVの物語性といった話がここには絡んでくるのですが、少なくとも時代を変えたことだけは間違いないでしょう。
「Behind The Mask」の話を聞くと守銭奴かよ、とも思いますが、間違いなく時代を変えた存在です。
個人的には音楽自体を変えた、というより「音楽環境」を変えた方だと思います。
派生作品にも面白いものがあるので、その点については明日触れたいと思います。
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