ピック⑭
昨日は想定よりタイトルに沿った記事になりましたが、今日は全く外れると思います。
最後まで書かないと分からないけど(笑)。
今日も引き続き、フレットレスベースの「弾きやすさ」について書きたいと思います。
フレットレスベース、フレットがない分、正確な音程は出しにくい。
これは音感の優れた方、技術の優れた方でも同じです。
最初から完全に正しい位置が押さえられるということはありません。
ただここがフレットレスベースの大きなメリットになります。
フレットレスベースだと、最初の音が多少間違っていても、フレットがない分自由に動けるから、正しい音(そもそも「正しい音」が何かは別として)に直しやすい。
少し右手の加減を直すだけです。
で、これが思いも寄らない効果を生み出します。
少しずれた音から「正しい音」に持ってくると、味のある演奏に聴こえます(笑)。
歌と一緒です。
歌を歌う時、最初から最後まで正しい音程で歌うと「下手な歌」にしか聴こえません。
カラオケの採点、これではいい得点は出ません。
まあカラオケでいい点が出るかどうかはともかく、上手い方の歌って、最初から最後まで正しい音程で歌っていません。
大抵、少し外れた音から正しい音にもっていく、これが一番上手く聴こえやすい。
ベースも同じです。
フレッテドだと、正しい音程か間違った音程しかでないから、ここを補うには、それなりの技術が必要になります。
でもフレットレスだと、その辺のコントロールがしやすいんですよ。
外れた音から「正しい音」にもっていくと、いかにも上手く聴こえます。
昨日書いたことと矛盾しますが、早いフレーズだとこの手は使いづらいという側面もありますが。
もちろん、他にもフレットレスのメリットはあるのですが、その点については明日にでも書きたいと思います。
もう700字超えたので(笑)。