作曲の方法論58
これで、一通り「方法」と「手段」の組み合わせによるパターンについてはほぼ書いてきたつもりですが、これは単に「図式化」しただけの話であり、実際に曲を制作する場合では、このままの形で作られることはそれほど多くはないかもしれません。
今まで何書いてたの?、と言われそうですが(汗)。
実際に調査した訳ではないので、実際のところは良く分かりません。色々自分が曲を聴いている中で感じた、というだけの話です。
もちろん、このままで作られている作品も多いので(これは逆に想定がつきやすい)、まあ相当程度の意味はある、と考えてください。
何故はっきりとしたことが言えないか、にはもちろん理由があります。
徹頭徹尾、同じ方法で曲が作られている訳ではないからです。一度これらの「混合パターン」がある、というようなことを書いた記憶がありますが、正にこのことを指して書いていた訳です。
これだと分かりにくいので具体的に話すと、例えばAメロはメロ先だけれど、他の部分はコード先、といった例です。
結構Aメロ、Bメロ、サビともほぼ同じパターンのコード進行である曲がありますが(特に洋楽だとBメロがない場合が多いため、このパターンは多い)、もちろん完全なコード先である可能性もありますが、Aメロはメロ先、他がコード先、という可能性もあります。
もっと言ってしまうと、イントロも同じコード進行の曲もありますが、こういう曲こそ、正にその典型でしょうね。
前にも書きましたが「Hotel California」がいい例だと思います。あれは恐らく、まずイントロのあのギターのフレーズが最初に作られて、そこで使われたコード進行を元に大半の部分が作られたんしょう。
こういう作り方はやはり有用でしょうね。やはり何と言っても、その都度都度で「いい」と思う手段なり方法をとればいい訳ですし、曲作りのバリエーションも拡がります。
実際に曲を制作するにあたっては、やはり色々なパターンがあり、それぞれ長所、短所があるので、結局はどの方法を選ぶのかは、やはり自分自身で決めるしかないと考えています。
という訳で、そろそろこの記事もまとめに入りたいと思います。
ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。