ミュージシャン⑤EL&P③Tarkus
もうこれは言わずと知れた名盤ですね。
何度聴いたか分からない位聴きました。ただやはりこのアルバム、やはり表題曲の印象が強いからこそ「名盤」として語られることが多いのだと考えています。
いきなりこの後に「Jeremy Bender」がきちゃうと、あれ?って感じるんですよね。
「Are You Ready Eddy?」になるともはやふざけているんじゃないか、とすら感じるのですが、上手いところは、そういう曲ばかり並べていないところだと思います。
この中で個人的に好きな曲はやはり「The Only Way」ですね。短い中で上手く引用を使いながら作品を作り上げていて、凝縮感のある作品になっていると思います。
もちろん表題曲にはかないませんが(笑)。
というかこの小品の方も意外にこちらも上手く構成されているんですよね。「Tarkus」、あの無理矢理っぽいストーリーはともかく、音楽的にはそれ自体優れた作品であるのに対し、その他の曲はボケと突っ込み的な感覚で上手く構成している印象です。
この大作+小品という組み合わせでのアルバム構成、ある意味今後のEL&Pのアルバムの作り方の基本線になっていて(それこそ「Love Beach」でさえ)、やはりEL&Pの音楽はこのアルバムで形作られたと言ってもいい、重要なアルバムと言っていいでしょう。
そう考えるとやはりアルバム自体が良く出来ている、と考えた方がいいのかもしれません。
でもやはり「Tarkus」は「Tarkus」抜きには語れない(笑)。
ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。