作曲・編曲143

今日は予告通り既存の作品を切り刻んで別の作品を制作する「罠」について書きたいと思います。

昨日は刻みまくれ、と書きましたが、これが罠です。

原型がなくなるまで切り刻むと、ある意味単にオリジナル作品の制作に近くなってしまう、それが「罠」です。

素材として使っているつもりが、加工した曲とは別の曲に似たものになってしまう、という点がその「罠」にあたります。

「型通り」の作品、やはりある種の「強さ」を持っています。

知らない内にその「型」をなぞってしまう可能性、かなり強いんですよ。

ある意味そのリスクは鼻歌と一緒です。特に怖いのは「音楽理論」を知らないでこういう作り方をする場合です。

知っていれば「音楽理論」からの距離感を意識します。だから安易にそこには吸収されない。

一方で知らない方では「音楽理論」に沿った作品になるリスクを常にはらむことになります。

だから音楽理論を知らない方がこういう作り方をすると危険で、なんだか分からないけど「ありそうな曲」になる可能性があります。

まあそれ以前に切り刻む気持ちにはなれませんが。

切り刻まれたら痛そうだし。

明日は最近書いた記事のまとめにそろそろ行きたいと思います。

そろそろねたも尽きてきたような気もするし(汗)。

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