作曲・編曲169
今日は別の記事を書くつもりだったのですが、余裕がないので別の話を書きたいと思います。
最近今井美樹さんの「半袖」を聴くことが多い、と書きました。
正直、自分自身のセールスにとってプラスの行為ではありません。
マイナスではないけれど。
歌詞の秀逸さはここに書いた通りです。
ただここに書いた通り、曲と編曲も秀逸です。
特に編曲はここまでなかなか出来ない。
この世界では馬鹿の一つ覚えのように、リズム隊を入れなければいけない、と思っている人が大多数。
でもこの曲、ピアノとストリングスだけです。
これってやはり勇気と自信がないと出来ない。でもピアノなり弦のピチカートでしっかりリズムを作っている。
そもそもクラシックにドラム(パートとしての)は存在しません(現代音楽ではある曲もあります)。
ただあたかもこれが音楽の土台だ、という説がまかり通っている。
確かに「リズム」は重要です。ただそれをドラムとベースでやる必然性などどこにもない。
エイトジャム辺りだと「リズム隊の重要性」を語る特集、多いですよね。
自分自身、ロック(今はJ-Popですが)をやるようになってからの本業はベースですが、それほど重要なものだとは思っていない。
これって勘違いしてるんですよ。
ベースとドラムがリズムを構成する、それは一つの事例であって、そうではない曲はいくらでも存在する。
例えば宇多田ヒカルさんなんてそういう発想、全くないですよね。
そういう既存概念を打ち破ることからしか新しい音楽は生まれない。
もちろん新しければいい、というものではありませんが。
ただこれまでの音楽をなぞることに意義が感じられないんですよ。
というかほとんどの場合既存作品の劣化版にしかならない。
これまでに作られた数多い名曲に対してプラスアルファがない曲がこうして生まれる。
残念なことです。
明日からはこれまでの記事に戻りたいと思います。
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