ミュージシャン①King Crimson~8
その後にもアルバムはありましたが、スタジオアルバムとしては、次はこれになりますね。
「Discipline」です。
このアルバム、発売当初は評判が悪かったようですが、それは単にこのアルバムが、これまでのKing Crimsonとは全く違う作品だったから、期待に添わないものだったこと、歌詞に対する拘りの無さ(「Thela Hun Ginjeet」のようなアナグラムはあっても)、抒情性の無さ、その三点に尽きると思います。
実に優れたアルバムだと思います。
「Frame By Frame」のギター2本で生み出されるポリリズム、しかも途中から展開される高速アルペジオなんて実に斬新な音楽でした。
というか今聴いてもこれは凄いと思います。
日本語学習の成果が「Matte Kudasai」だというのはどうなんだか、とは思いますが、決して作品としては悪くない。
全編通じて「プログレ」といった要素はほとんどありませんが、革新的なアルバムだと思います。
そういうことはプログレマニア以外にはどうでもいいことですから。
King Crimsonの中で3本の指に入ると言っても過言ではないアルバムだと思います。
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