作曲・編曲㉗
今日は昨日の予告通り、「エンディング」について書きたいと思います。
一般的には「アウトロ」と呼ばれることの方が多いと思いますが、いかにも造語感があるので自分では使いません。
一般的には日本人の作った言葉と思われていますが、実際には英語の造語です。
ただ向こうでも使われる頻度は低いです。多分この「いかにも造語感」が気になるんでしょうね(笑)。
いつものように、話が逸れたので元に戻します(汗)。
実際にはこの部分はあまり意識しないで制作される方が多いと思います。
基本他の部分から持ってきたりであるとか、他の部分のコード進行を持ってきて、変形させて作る場合がほとんどだからです。
というのも唐突にこれまで全く出てこなかった部分で作ると、曲全体の雰囲気を壊す可能性があるからです。
エンディングって「〆」に当たる部分ですから、やはり唐突に別の要素が出てくると、「あれ?」になっちゃうんですよ。
洋楽ですがChicagoの「Hard To Say I’m Sorry」のエンディングなんて、一応別の曲、という位置づけですが、なんでああなるのか分からないじゃないですか。
あれは折角のバラードが台無しだと思うのは自分だけでしょうか。
違うと思います。あの曲が流れる時って最後フェードアウトさせてあの違和感を感じさせる前に終わる場合がほとんどです。
もちろん全く別のエンディングを持ってくることもありだとは思います。ただこの場合も、これまでの流れの延長線上で作る場合がほとんどだと思います。
全く別の要素をもってくる、ということも不可能ではありませんが、よほど自信がない限りやらない方がいいでしょう。
「〆」で驚かせてもしょうがない訳で、ここはあくまでも余韻を残して終わらせるのが基本だと思います。
で、明日は最後に残っている「間奏」について書きたいと思います。