楽器の配置⑬
楽器の配置を左右で語ることは割と簡単なのですが、「奥行」という概念は割と難しいだろう、と考えています。
左右が実際の配置と必ずしもあっていないように、奥行も同じことだからです。
しかも左右はMIX時にPANをどう振るかだけですが、奥行は空間系エフェクトに頼るしかないので、実際の距離感ともやはり変えなくてはならないですから。
ただ、絶対的に言えることがあります。
初心者に多いのですが、ボーカルにやたらとリバーブ掛ける人...。
一番前にいるのに残響音が多すぎるとただ単に「風呂で歌ってる人」にしかなりません。
カラオケの悪影響なのか、作曲や演奏技術の優れた方でも「間違っちゃう方」、結構多いんですよね。
もちろん前にあるパートと、後ろにあるパートでは残響音の聴こえ方自体が違ってはいますが、前にあるパートは基本直接耳に入る音の方が相対的に多いので、リバーブの残響音は少ないと不自然になります。
逆に遠い音は残響が複雑になるので、どちらかというと残響音の比重が高くなりやすいです(もちろん残響音自体も複雑になる)。
もちろん「狙い」があってボーカルに深めのリバーブを掛けることはあります。どちらかというと「ボーカル」をサウンド的に捉えた作品の場合はもちろんある程度深くても問題ありません。
ただ本当に「リバーブの好きな人」って限界を超えて掛けちゃうんですよね。下手すると全部の楽器に異常なまで掛けまくる人。
まあボーカルだけにリバーブ掛けまくるのも気持ちが悪いのですが。
正直耳に良くないので、作品が良くても聴く気になれないです。
ちょっと話がそれましたね。明日はきちんと記事書きます(汗)。
でもリバーブの掛けすぎだけはどうなのかなあ、と思います。普通に他の方の作品とか聴いていれば分かる話だと思うんですよね。
やはりそういう方って音楽をきちんと聴いていないんじゃないのかなあ、とか考えたりもします。
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