よく聴く曲⑪
で、今日の曲は「SEPTEMBER」です。
まあ流れ的にEW&Fの曲かとは思わないでしょう。もちろんあの「SEPTEMBER」です。
但し竹内まりやさんの作品ではありません。曲は林哲司さんですが。
やはりオリジナル、アレンジが古いんですよね。あのイントロの金管とギターでもう時代がかっていますから(笑)。あとやはりこの曲もフルートの使い方が良くないんですよね。
もちろん宮本浩次さんのカバーでもありません。
まあ前にも書いたのですが、原田知世さんのカバーです。
これ、実にいいカバーなんですよね。ちょっと微妙に古いアレンジなのですが、それほど気にならないのはスムースジャズを意識したアレンジだからでしょう。
ただCメロ(この曲もBメロはないのですが(笑))、この部分がビックバンド時代のジャズを意識しているんですよね。ここがややネックと言えばネックです。音としては古いような気がします。
ただ、やはりこの作品のポイントは原田知世さんの歌だと思います。竹内まりやさんが歌うと、割とねっとりした歌い方だから、松本隆さんの詩と合わさると、ちょっとストーカーっぽくなる。
その点原田知世さんの場合だとさらっと、かつ儚げ、ある意味そっけないというか、悪く言うとぶっきらぼうに歌っているから、そういう要素が出てこないんですよ。
そういう歌い方をすることによって「諦め」を感じさせるような表現になっている。
前にも触れたこともありましたが、これほどまでのカバーはそうそうないと言ってよいでしょう。
オリジナルを超えた作品になっていると思います。
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