演奏が上手いということ⑪

今日は予定通り、スタジオミュージシャンが何故「上手いのに上手くないのか」について書きたいと思います。

「上手い」の概念の違いです。

基本的にプレイヤーとして評価されている人以外、プロは決して技術的に優れてはいません。

特に突出したメンバーがいるバンドは、レベル的にはいまいちなメンバーがいることが多い。

結構メジャーなバンドで抜ける人、ここの部分で追いつかなくなることが、その理由であることがあります。

そこってそれほど重要なことではないんですよ。

技術に感動するのは音楽をやっている人だけでしょう。

スタジオミュージシャンの場合、要求に応えるのが当然だから、技術が高いのは当たり前。

でもそこは音楽自体の評価とそれは全く関係ない。

ある意味スタジオミュージシャンの方が「プロ」なのかもしれません。

リクエストに対してどう応えるかが仕事だから。

音楽がどうか、ではないし「オリジナリティ」を求められる訳でもない。

評価軸自体が違います。

明日はこの点についてもう少し突っ込んで書きたいと思います。

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