日本の作曲家⑦
でそろそろ「シンガーソングライター系」の方に入りたいと思います。
とは言っても自分的には、この方の場合「ソングライター」ですが(笑)。
松任谷由実さんです。
こういうと批難の嵐になるんでしょうが、まあこの記事を読んでいる方も少ないでしょうから、まあ言ってしまってよいかと。
実際ご本人も自覚していると思います。やはりピッチが粗いし、それが表現に繋がっていればいいのですが、ピッチの粗さが一定限度を超えると、表現という範疇に入れるのは難しいと思います。
歌を歌う時、フラット気味に入るのは良く使われる歌い方ですが、この方の場合、一定のピッチの範囲内に入りきれないまま、次の音に行ってしまうことも多いような...。
さすがにスタジオ盤では「聴ける」作品になっていますが、昔のライブ盤、特に「松任谷由実」になった辺りの作品を聴いて、「え?」っと思ったことがあります。
「荒井由実」の頃はそれでも純朴さがあって、歌に魅力もあったように感じますが。
あ、ここはそういうこと書くところじゃないですね。大体自分が歌について云々語るのはおこがましいのも甚だしいです(笑)。
最近の曲は良く知りませんが、これだけ長い期間、これだけの作品数を出して、しかも「残る作品」を作っている方は他にはいないように感じます。
好きな曲をざっと上げても
・あの日に帰りたい
・やさしさに包まれたなら
・海を見ていた午後
・卒業写真
・中央フリーウェイ
・守ってあげたい
・ノーサイド
・ダンデライオン
・ANNIVERSARY
といったところでしょうか。同時代的に聴いていないので、時系列的には違っていると思います(汗)。
そんなに聴いた訳ではないので、細かい点は突っ込まないでください。やはりあまり聴く気になれないんですよ。聴くならカバー聴きます(汗)。
ただ「あの日に帰りたい」位まではそれほど凝ったコード進行なり凝った転調をするイメージが無かった(むしろコード進行的には分かりやすいといういイメージだった)のに、「中央フリーウェイ」になると急に変わるんでよね。
やはり松任谷正隆さんの影響が大きいのでは、と感じています。アレンジャーとしての腕もさることながら、ミュージシャンとしても大きな影響を与えているんじゃないかなあ、と感じています。
間違いなく優れたソングライターだと思いますが、やはり松任谷正隆さんの力による部分も大きいですね。
ただ別の方のアレンジでのカバーを聴いてもやはりいい、というよりそちらの方がいい場合も多いですから、曲だけとっても凄いんですよ。
基本他の方が歌っているとそちらの方が好きになるパターンが多いのですが...。
ANNIVERSARYもやはりJUJUさんだし、ダンデライオンも原田知世さんのオリジナルの方が好きだし...。
なのでカバー作品として自分が好きな曲をあげたいと思います。
①鬼束ちひろさんの「守ってあげたい(スタジオ盤の方)」
②浜崎あゆみさんの「卒業写真(ライブ盤の方)」
③今井美樹さんの「中央フリーウェイ」
といったところでしょうか。後は小野リサさんの「あの日に帰りたい」あたりも好きですね。
特にお勧めは鬼束ちひろさんの「守ってあげたい」です。聴いていて「孤独」を感じさせながらも、「希望」を歌っているような、この曲にこういう解釈もあったのかと感激した素晴らしい作品です。ライブ盤は歌が粗めだし、遥かにベスト盤のテイクの方がいいので、是非そちらを聴いてみてください。
ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。