音楽は儲かるのか㊵

今日は予告通り、カバーをすると大抵失敗する曲について書きたいと思います。

こういう曲をカバーすると、×になってしまう曲。

数はそこそこあるのですが、今日は簡単な方から。

Dreams Come Trueの「未来予想図Ⅱ」です。

プロでも数多くの方がカバーしていますが、ことごとく失敗に終わる。

正直それほど複雑な曲ではないし、でもメジャーな曲だからカバーしたくなる、という気持ちは分かります。

ただそこが落とし穴なんですよ。

シンプルな曲だけあって、余計なアレンジでごてごてにすることも難しいし、オケを作り込み過ぎると曲が死ぬ。

そして歌っているのが吉田美和さんだから、歌で超えることも難しい。

だから聴いてもオリジナルの方がいいや、になってしまいます。

シンプルな作品とそのシンプルさを活かしたアレンジに勝るものはない。

シンプルな名作っていじるのが難しいんですよ。その良さがシンプルさにあるので、普通に上手い人がオーソドックスなアレンジで歌うのが一番で、オリジナルでそれをやられたら、間違いなくカバーしても「劣化バージョン」になります。

まあ作詞・作曲が吉田美和さんだから、吉田美和さんは儲かるのでしょうが、まあやらない方がいい曲です。

でも、カバーする人、多いんだよなあ…。

明日は少し違った観点から、カバー厳禁曲について書きたいと思います。