転調

いきなりなタイトルですね。これだけじゃなんのことか分かりません。

ここで言う転調は、いわゆる「半音上げ転調」のようなものは除いての話と思ってください。あんなものは誰でも出来る話であって、何の芸もありません。

まあ一種の麻薬みたいなものです。ラスサビで盛り上げるのには一番手軽ですからね。

転調というと半音上げ、と思っているような方、ミュージシャンでもいらっしゃるようですが(笑)。

もう少し音楽知ってろよ、と言いたくもなります。

でもやはり結構転調好きな方っていますよね。ただ個人的にはあまり好きではないですね。

転調する曲自体が嫌いなのではなく、「いかにも転調しました」感のある曲が好きではないんだと思います。

EW&Fの「After The Love Is Gone(本来はHasですが自分的にはIsが自然)」ほどこれでもか、とやられるとあれはあれで気持ちいいのですが。

転調感のある曲より、転調していて転調を感じさせない曲の方がいいと思います。

前にも書きましたが、例えば「オリビアを聴きながら」なんて転調感を感じさせないんですよね。こういう転調、やはり「技」があると思います。

っていうか、転調しました、って曲なんて誰にでも書けるんですよ。それこそ半音上げ転調なんていい例でしょう。

まあ除く、と言ったものを挙げるのは反則ですね(汗)。

ただ、やはり聴きやすい転調って最低限関係調に関する知識がないと難しいと思うんですよ。関係調という概念が分からないということは、遠隔調という概念が分からないのと一緒ですからね。

元々自分自身、調性という概念はそれほど強い方ではないと思いますが、それでもやはり関係調間の転調の方が自然に感じます。

まあこれは趣味趣向の問題なので、好きな方は好きでいいとは思いますが、転調しているから凄い、という発想はいかがなものかと。

あくまでも転調は手段ですからね。

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