古い音・古くない音⑩
そういえばポピュラーには頻繁に使われる楽器がありますね。
シンセです。
まあシンセとは言ってもシンセサイザーというよりはキーボードと言った方がいいのかもしれません。
もちろん鍵盤で鳴らすシンセだけではありませんが、一般的にはキーボード付きシンセのことをシンセと呼びますね。
でもあれ、良く考えると今のシンセってシンセじゃないんですよね。ただ鍵盤で内蔵のPCM音源鳴らしているだけで、機能としては電子オルガンと変わりません。
今自分の使っているシンセも音、作れませんからね。
むしろDAWソフトの方に内蔵されている音源の方ががずっとシンセ的な機能がついてます。
まあPCM音源はどちらかというと「代用品」に近い位置づけだと思うので、ここではいわゆる「シンセ的な音」について書きたいと思います。
多分これって使いようなんですよね。
例えば小林武史さんの作るイントロ、この手の音を結構使う時も多いのですが、アコースティック系の音の印象が強く、あまりそういう感じはしないと思います。
生音とのバランスが上手く取れているんですよね。
だからあまり違和感なく聴けるし、イントロ作らせたら日本一と言われる訳です。
逆に言うと、普通のポピュラーではシンセ一辺倒だとしんどいと思います。
やはり聴いたことのない音ばかりで曲が構成されていると、聴いてて疲れるでしょう。
人の耳ってやはり保守的なんですよね。まあ当たり前のことで、違和感のある音がしたら警戒するのが動物としての本能でしょう。
耳になじんだ音の中でフックとして使う、こういう使い方がやはり自然なんでしょうね。
自分はこんなシンセシンセした使い方をしていますが(笑)。
バックの音は自分で作ったいわゆる「シンセ音」、他の音はPCM音源です。
何だかどなたかが作ったラテン系のリラックス系音楽の再生リストに載っているようで、時々そのリストで再生されているようです。
もちろんボーカルは人の声です(笑)。
これでも充分シンセシンセして聴きづらいと思われる方もいらっしゃると思います。
やはりそれだけこの手の音は慎重に使わないといけないんだと思います。
というか今聴くと、シンセの音よりPCM音源のコーラスの方が古い感じがしますね(笑)。ミックスが大きいから目立つんですよね(汗)。
何だか自分の宣伝みたいになりましたが、まあ元々は宣伝のために記事を書き始めたので、まあこういう日があってもいいでしょう(笑)。
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