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遅ればせながら新年のご挨拶

 あけましておめでとうございます。

 この言葉を言えるのは一年でこの時期だけで、新年を迎えられたという事だけで素晴らしいという事だ。

 子どもの頃からこの言葉を言う度に違和感を覚える。わけもからず「どこそこのお宅へ伺ったら『あけましておめでとうございます』って言うねんで。」と言われ、頭の中からその一文を引っ張り出しては口から出すという一連の動作をしていた。

 これは大人になった今も続いていて、定型文を読み上げる大根役者よろしく『あけましておめでとうございます』と言う。

 よく考えもせず30年ほど繰り返していたけれど、これだけおめでたい言葉を淡々とロボットのように言うのはもったいないのかもしれない。

 おめでたい事におめでとうと言う時は心からおめでとうの気持ちを込めて、笑顔で言えばもっと私も周りも幸せになるかもしれない。

 ここでこうして言葉を扱って、皆さまに読んでいただける事はとても有難いことだから、できるだけ丁寧な言葉で伝えていきたい。

 ということで改めまして、あけましておめでとうございます。本年も素晴らしい一年でありますように。どうぞよろしくお願いいたします。

 画像は伊勢神宮の鳥居です。ここではおみくじはなく、訪れた人皆大吉ということだそうです。人に揉まれながら撮ったので雑な写真だけれど、この記事を見てくださった皆様も大吉ということで。


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