ダークファンタジーの世界を生きる
こどもの頃から、ファンタジーな世界はあるような気でいた。サンタクロースもいると思っていた頃もあるし、魔法や占いなんかも大好きだ。
クリスマスが近づく頃、ネットで世間の親はサンタクロースの存在について、子どもにどう伝えるかというような記事をいくつか見つけた。
その中で、サンタはいないと教える方針の方の話があった。現実はファンタジーではない。ファンタジーと現実をごちゃ混ぜにしたような世界を信じさせることはしたくない、というような感じだった。
私はもうずっと長いあいだ、現実とファンタジーとをごちゃ混ぜにした世界で生きている。だからなのか地に足のついた計画が苦手だ。
一寸先にドキドキが待っているファンタジーとは真逆のような考え方がどうしてもできない。
なのに、私がどれだけ真面目に生きようと、どれだけ親切に生きようと、そんな因果関係とは全く別の次元から不幸はやってくる。
だから私の見ている世界はダークファンタジーでなくてはならない。誰も救われない悲劇や、どん底まで落ちても生きることしかできない絶望。そんな底無しの暗い世界が自分の中にもある。
こんな可笑しな世界に生きているから、だからきっとダークもファンタジーもない世界の住人に憧れるんだ。
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