夫と二人で東南アジアの旅④自分の目で見て、経験すること
こんにちは、住川晴代です。
2018年9月のシルバーウィークに夫と東南アジアを旅した時の旅行記を綴っています。
今までのお話はこちら。
夫と二人で東南アジアの旅③陸路で国境超え!
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☆9/16 夕方プノンペンへ到着。
明後日のシェムリアップ行きのバスのチケットを買うために街へ繰り出した。
宿を出るとすぐにトゥクトゥクのおじさんに声を掛けられる。
声をかけられてから乗る派ではないので、断りながら大通りへ向かった。
たまに流れているトゥクトゥクを見ると、PassAppのロゴをよく見かけた。
どうやらカンボジアのトゥクトゥク配車アプリのようだ。
早速登録しようと思ったが本人確認で電話番号が必要だった。
私はSIMフリーにしていなかったので登録出来ず、PassAppを使うことが出来なかった。
次からはその国のアプリ事情を予習しよう…と思った。
しかし、アプリを持っていなくてもPassAppのロゴが入っているトゥクトゥクを捕まえることは出来る。
私たちはトゥクトゥクを捕まえバスのチケット売り場を伝えた。すると相場よりも高い3ドルでふっかけてきた。(どうやって知ったかは覚えていないが)現在地からバスのチケット売り場までは2ドルで行けることを知っていたが、ホーチミンからの長いバス旅で疲れていたため値切る元気も無くその金額に応じて乗った。
順調に走っていると思っていたが、運転手がチラチラと後輪の方を見ていて、最終的には途中で止まってしまった。
なんと、チェーンが切れてしまったのだ。
もうこのトゥクトゥクは走れないがバスのチケット売り場まではまだ距離があったので私たちには歩く決心が出来ていた。
お金はいらない、という運転手に、でもここまで運んでくれたから…と言ってお金を渡した。3ドルと3ドル相当のリエルを両方見せて好きな方を取ってもらうと彼は2ドルを取った。
内心「2ドルも取るのか!」と思ってしまった自分がいたが、途中まで運んでくれたことには変わりない。
ここは素直に「ありがとう」と、そして「頑張ってチェーン直してね」と心を改めた。
そんなこんなしている間に、彼の友達で同じくトゥクトゥクを運転している人が近づいてきて「乗りなよ!」と言ってきた。
故障したトゥクトゥクのおじさんも「彼は僕の友達だ。バスのチケット売り場までは彼のトゥクトゥクで行くと良い」と言ってたのでその通りにした。
バスのチケット売り場は、事前にインターネットで得ていた情報と異なっていた。
インターネットでは、シェムリアップ行きのバスは観光客向けと現地の人向けで売り場が違う場所にあること、そして値段も違い現地の人向けの方が安いと書いてあった。情報は2018年の5月時点の内容だった。
しかし私たちが訪れた時はチケット売り場は2か所あれど値段は同じだった。観光客向け・現地の人向けという括りが無くなっていた。
今回のことだけでは一概には言えないが、情報が古くなるスピードは速いなぁと感じた。途上国は毎日変化しているのだろう。テレビやインターネットでその国のことを手軽に知ることが出来るが、鵜呑みにしてはいけない。最終的には自分の目で見ることが大切だと実感した。
チケットを買った後は夜ご飯を探しに街をうろついた。
街中を歩いていると、なんだかカンボジアではなくて日本にいるような感覚だった。
道路、信号、建物が日本に似ているからかな?
結局、夜ご飯は宿の近くのカフェで食べることにした。
トゥクトゥクを拾って宿の場所を伝える。
カフェ前で下ろしてもらい2ドルを渡すと「◎×※△◎…」とよく分からないことを言って2ドルを受け取ろうとしなかった。
もう一回言ってもらっても何を言っているのか分からない。
私たちが2ドルを手渡しても受け取ろうとしない。
2ドルでは足りないということか、と思い有り金を出して好きな金額取るようにジェスチャーした。
すると、彼は2ドル分のリエルを取った。
どうやら運転手はドルよりもリエルで支払って欲しかったようだ。
彼に御礼を言ってカフェに入った。外観を見てお洒落だな~と思っていたが、内観もとってもお洒落だった。東京にもありそうなカフェだった。
プノンペンを歩いていた時からプノンペンはお洒落なカフェが多いなと感じていた。
カフェではお客さんが私たちしかいなかったので、ご飯を食べた後に店員さんにクメール語を教えてほしいとお願いした。なかなかシャイな店員さんで教えるのが恥ずかしかったみたいで奥にいたおばさんに頼んでいた。
奥にいたおばさんが出てきて挨拶と数字を教えてもらった。
挨拶と数字。この二つは旅先で知っていて損はない言葉だと思う。
数字を教えてもらった時に気づいた。
先ほどの運転手はクメール語で「◎◎リエルね」と言っていたのだ。
夫と二人で納得した私たちが店を出る時に店員さんに「また来てね」って日本語でなんていうの?と聞かれたので日本語を教えて店を後にした。
宿に戻ってからは明日のAirbnbを予約した。明日もプノンペンにいる予定だが違う宿を取った。
部屋でゆっくりしている時に気づいたが、電気のスイッチ近くに「カンボジアは電気代が高いから電気は切ってね」という注意書きが貼ってあった。
夫いわく、カンボジアは自国で電気の供給が追い付かないのでラオスから電気をもらっているらしい。
こういったところでも途上国の現状を知ることが出来る。
だから旅は楽しい。
夫と二人で東南アジアの旅⑤街を見て人と触れてその国を知るに続く。
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