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おみおくりの作法 STILL LIFE (ウベルト・パゾリーニ 映画)
本邦2015年公開のイギリス映画。
孤独死した人の葬式をする担当の公務員の話。
職業人として大好きな映画。
あらすじは概ねオフィシャルサイトから読める。
ロンドンの南部、ケニントン地区の公務員、
ジョン・メイ、44歳。
ひとりきりで亡くなった人の葬儀を執り行うのが彼の仕事。几帳面で、何事にもきちんとしているジョン・メイは、孤独死した人の家族を見つける努力を怠らない。彼らのためにしかるべき葬礼の音楽を選び、その人ごとに弔辞を書く。亡くなった人々の魂が、品位ある方法で眠りにつくのをきちんと見届けるのが彼の作法だった。
毎日同じ服を着て、遅れることなく仕事に行くジョン・メイ。まったく車が通らないような道であっても、渡る前には必ず左右確認。毎日同じ昼食をとり、帰宅すると同じメニューの夕食をとる。夕食後には、これまで弔った人々の写真をアルバムに収めるのが彼の日課だ。
規則正しい仕事と生活。……彼はいつでもひとりだった。しかし、ジョン・メイは自分の仕事に誇りをもっていた。
(公式サイトより引用)
主人公は、関わる個人やその身内の人へ、必ずリスペクトを持っている。特段そのことで、誰かに何か褒められたりしてる様子は無い。
でも、自分が意図しないところで誰かが必ず見ているはずだし、覚えている。
ハッピーエンドなのか?というのは、見方による。
でも、見終わったら温かい気持ちになれる映画。
どんな相手でも、必ず一定リスペクトを持って関わることは、とても優しくて強いんだと思うことが増えた。成人してからは特に。
小手先の対人テクニック云々よりも、長い目で見たら強いはず…と、自分は信じている。