明治大学司書講習夏期集中講座2024~図書館情報技術論~
講習も後半戦に突入
続いては「図書館情報技術論」です
あまりに内容が濃いので今回は1科目で1テキストにします(つまり、察してください)
こちらは他の科目とかなり毛色の違う内容でした
図書館学というより情報系の授業に近い感じです
「情報」の授業が当たり前にあった世代の人と、そうでない人とで苦労度合いが全然違っていたように思えます
パソコンを小さい頃から使っていて、ある程度義務教育で情報をやってきた人でなんとかついていける位だと思います
高校3年間の情報の授業を無理くり15コマに収めました!って感じの密度の濃さなので少し丁寧に内容を説明したいと思います
まずは「情報技術とはなんぞや」といった定義的な説明があります
そのなかで初日の難関として進数変換の計算が登場します
進数って、10進数とか2進数とかの、進数です
2進数から10進数に、16進数から10進数に、といったように進数を変換する計算を自分でできるようにします
あとはシフトJISコード表を使って自分の名前を表現したり……
IPアドレスとサブネットマスクを使った計算したり……
正直読んでもなんのこっちゃ、という方が多いと思います
授業受けた私も未だになんのこっちゃという感じですw
でも、やるんです(大声)
残念ながら逃げられません
そしてもうひとつ大きな課題として、グループワークがあります
それまでのグループワークは授業中の10分くらい近くの人とちょっと相談程度のものでしたがこの授業でのグループワークは7コマ分使ってかなりみっちりやります(最後2コマは発表の時間)
2日目はほぼグループワークに費やされます
そしてそのグループワークの最中にパソコンを使った演習も入ってきます
グループワークの内容は「図書館における課題をIT,DXを使って解決しよう」というものでした
ちなみに肝心のグループですが、これは先生が既に何らかの意図を持って組んでいます
多分各グループに図書館勤務者を配置した組み合わせになっていたのだと思います(私の考察であって真実の程は分かりません)
ひとチーム大体5~6名で、約10分の発表に備えた内容にしなくてはいけません
また、発表も誰か一人が行うのではなく全員が必ず発表をする「ラウンドテーブル形式」で行われるので誰かに任せきり、ということが出来ません
発表の仕方は各グループそれぞれで、用意されているホワイトボードを使うか、模造紙を使うか、パワーポイントを使うか、と好きに選べます
グループワークの最後にはグループ内のMVPを問うアンケートも用意されています
貢献度が成績に反映されていると思われますので、積極的に取り組みましょう
グループワークの最中にはデータベースシステムを使った演習が挟まれます
これは1コマだけの演習ですが、普通に難しいです
ここで初めてパソコン室を使いましたが、タイピングが苦手な方はちょっと大変そうでしたね
データベースのなかからSQL文を使って情報を検索する課題だったのですが、出来ていない人たくさん居ました
あと単純に大学のパソコンがWindowsなので普段appleの人も苦戦してましたねw
とまぁ授業自体大変内容盛りだくさんだったのですが、
テストも盛りだくさんでした
「生涯学習論」以来の出来なさ
問題最後までやり切れた人居ないんじゃないか?w
シンプルに問題数が多いですし、一個一個も解くのに時間がかかります
計算問題だけじゃ無く記述問題も出ます
風の噂で「この科目が一番落とす人多い」というのを小耳に挟んでいたのですが、納得の試験でした
という訳で長くなってしまいましたが次回は「児童サービス論」です