絵本専門店 ひだまり
こんにちは。青野です。
今、街の本屋さんがどんどん消えていくという話題が多いですね。
本好きの私にとって、ふらっと寄れる本屋さんが少なくなってきました。
でも、札幌市には、30年もの長きにわたり、地域の親子に良質な本を届けてくれた人がいる。
絵本専門店「ちいさなえほんや ひだまり」の店主 青田正徳さんです。
青田さんは、小学校の図書館のイベントなどにも、精力的に活動し、絵本の楽しさと、こどものための良い絵本の橋渡しをしてくれている。
ママさんたちは、本屋さんや図書館で本を選ぶとき、楽しいけれど悩むことが多いです。
絵がかわいい本でも、文章が多いと、読み聞かせをしていて、自分が眠くなってしまったり。年齢に合わせて、丈夫でシンプルでかわいい本がいいのか、物語があるほうがいいのか、迷うこともよくあります。
そんなとき、絵本選びを手伝ってくれるのが、青田さん。
ママ世代から人気のあるベストセラーの本から、最近の人気の本まで、青田さんの厳しくも優しい目で、選び抜かれた本たちが、いっぱいあります。とても参考になります。小さいころに、なんども読み聞かせてもらった本は、生涯の宝物になりますよね。
店主 青田さんのいち推しの本は
元札幌交響楽団のコンサートマスター 大平まゆみさん作の
きりんのうたです。
絵本は、エアGのラジオ番組で、ぞうの歌はあるが、きりんの歌をみつけられなかったという体験をつたえたのがきっかけ。釧路市動物園へのきりん寄贈に関わった人たちが要望されたものでした。
大平さんは、ALSを発症し、札幌交響楽団を退団。
視線入力による意思伝達装置と自分の声を再生する音声合成ソフトを使用しています。本作りは、無料通信アプリ(LINE)を使用。
視線入力は、言葉にすると簡単ですが、実際はとても疲労するたいへんな作業。
物語は、動物園の園長が地球温暖化や戦争の影響が動物にもおよんでいることを紹介し、戦地から逃れたキリンの親子をむかえるために、園長がバイオリンを手にするとキリンを主人公にした歌が聞こえだす。
すべての子ども達に平和と命の大切さを伝えたい。大平さんの熱い思いが一冊の本になりました。音楽からうまれた素敵な絵本、読んでみませんか?
きりんのうた 原画展
ひだのかな代さんが描く、かわいらしい動物たちの原画が見ることができます。サムネイルのきりんの絵は、表紙の原画です。原画展は無料です。
ちいさなえほんや ひだまり
11月3日~12月25日
営業時間 10~18時
営業日 金・土・日・月・祝
札幌市手稲区新発寒6条5丁目14ー3
お忙しいなか、店主 青田正徳さん、絵本作家 ひだのかな代さん、トライアル記事をかかせていただきありがとうございました。
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