背後にあるもの、印象は様々:米国バイデン大統領の就任演説を読む【最新英語ニュース】【勉強会レポート】
世界各地の英語ニュースを読んでみようというコンセプトで、だいたい毎週どこかの英語ニュースを読むイベントを開催しています。
今週は2021年1月27日水曜開催、米国バイデン大統領の就任演説を読んでみました(ノリックさんレコメンド)。
ホワイトハウスのサイト
https://www.whitehouse.gov/
ホワイトハウスのサイト、みんなでざっと眺めましたが以下が興味深かったです。
・スペイン語に切り替え可能
・内閣メンバー15名紹介:退役軍人担当の大臣がいる(SECRETARY OF VETERANS AFFAIRS)
https://www.whitehouse.gov/administration/cabinet/
・歴代大統領の写真:肖像画->白黒写真->カラー写真と移り変わり
https://www.whitehouse.gov/about-the-white-house/presidents/
※ 参考までに話題になっていたアマンダさんの詩も貼っておきます。こちらも気になっています。
Watch and read L.A. native Amanda Gorman’s inauguration day poem
https://www.latimes.com/world-nation/story/2021-01-20/watch-and-read-amanda-gormans-inauguration-day-poem
バイデン大統領の就任演説
今回も2グループに分かれてこちらの就任演説を読みました。
Inaugural Address by President Joseph R. Biden, Jr.
https://www.whitehouse.gov/briefing-room/speeches-remarks/2021/01/20/inaugural-address-by-president-joseph-r-biden-jr/
参考までに日本語訳はこちら
https://www.bbc.com/japanese/55744259
気になった単語など
Speaker 大文字始まりで(下院,その他の議会の)議長 小文字のspeakerは話し手、演説者
Leader 大文字始まりのLeaderは分かりませんでした。leaderはリーダー、主将etc
distinguished 名高い、気品のある
distinguished guestsで貴賓
renewal 再生、更新
resolve 決意、解決、分解する
crucible るつぼ、厳しい試練
rise to the challenge 困難なことに挑戦する
riseは昇るというイメージの意味ですが、熟語だとこうなるようです
cause 原因、理由、主義 BBCの日本語訳では大義
heed 心に留める,気をつける
prevail はびこる、打ち勝つ、説き伏せる
my friends 国民へ
hallow 神聖な
uniquely 特有の、独自の
restless 休むことのない、落ち着かない
bold 大胆な、果敢な
both parties両党
salute 敬礼する、敬意を表する
strife 争い
press 押す、押し進む
peril 危険、危難
period 期間、時代
stalk 1.はびこる、闊歩する 忍び寄る 2.茎
cry 叫び、泣き声
in the making 発達中の、製造中の、待ち受けている
defer 先送りする、延ばす
desperate 自暴自棄の、死に物狂い、したくてたまらない、絶望的な
supremacy 至上、主権
overcome 打ち勝つ、圧倒させる
elusive うまく逃げる、分かりにくい、掴まえ所のない
Emancipation Proclamation 奴隷解放宣言
emancipation 解放、離脱
proclamation 宣言、発布、宣言書
act 行為、幕、法令
foe 敵
resentment 憤り
reward 報いる、値する
deliver 配達、伝える、引き渡す、加える、する、述べる、産む
We can make America, once again トランプ前大統領のスローガン的?
for good 永久に
harsh 厳しい
nativism(néɪṭɪvìzm) 先住民保護政策、先天説、生得説
demonization 極悪非道の悪者として示す、悪魔化
tear apart 分裂させる、しかる
perennial 一年を通して途切れない、長く続く、多年生の
setback 逆転、ぶり返し、停滞、セットバック(段形後退)
better angels 良心 リンカーンの就任演説でも使われたもの
reason 理由、理性
we can do オバマ前大統領のスローガン的?
adversary 敵
dignity 威厳、品位、重々しさ
join forces 力を合わせる、協力する
lower the temperature 頭を冷やす
fury 怒り
outrage 怒り
one another お互いに
raging 激怒した、猛烈な、ひどい
manipulate 操る、操作する
(ここまで。いつものように最後までは読めず)
感想など
私は非常に感動的な演説だと思いましたが、同じものを読んでも別の見方をする方もいらっしゃって興味深かったです。
では皆さんの感想です。
- みんなで読むと新しい発見があって良かった
- スピーチなので、詩のように韻を踏んでいる
「enoguh of us」という表現は意味としてはmanyだと思うが、each,many,allなどの他の表現と韻を踏んでいるのでは
- アマンダさんの詩も読んだが、若い人の感覚で、大統領と同じ内容だが違う表現をしていて美しさを感じた
- 聖人Saint Augustineなど宗教のベースが共通しているとイメージが湧くのだろう
日本であれば漢詩・漢文と同じか。文章を読む深み、楽しさにつながる。薄れていくのはさみしい
- トランプ前大統領の演説はカジュアルすぎる
- リアルタイムで見ていたが、黙とうの後は参加者みんな寝ていた
- オバマ前大統領のパクりだ
トランプ前大統領はカジュアルだけれど良かった
- オバマ、トランプの演説も聞きたくなった
このスピーチを理解するバックグラウンドがあると琴線に触れる部分が沢山あるのだろう
- 感動して鳥肌。日本の首相もこういうのをやってくれたら
- 聖書など英語だけでない知識が必要だと感じた。表面的な英語の勉強にならないようにしたい
- バイデンさんは年齢から出てくる風格はあるが迫力に欠ける
スピーチライターはカラーを出そうとはしているが弱い気がする
難しい環境下で大変ではあるし、経験豊富な感じは出ていた
- 大学の英文学課では宗教学が必須だった。西洋人の考えを理解するために必須な知識
- トランプはビジネスマンなので、スピーチが違う
次回は
次回は2021/2/3水曜19時半です。読むサイトは週明けに決めます。
聴いてるだけ、日本語の部分だけ参加、などなど自由ですので皆さまお待ちしております!
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このページはイベントレポート兼、勉強会メモです。参加された皆さんの発言などをまとめて編集しています。
単語の確認は主にhttps://ejje.weblio.jp/サイトを利用しています。
ご意見、ご感想、ご指摘等も頂けますとありがたいです。
Blue Baobab Africa ブルー バオバブ アフリカ。 東京タワーの麓でアフリカとメンタルヘルスと色々のごちゃ混ぜをやっているカフェですがゴーイングコンサーンに疑念しかないので サポート頂けると嬉しいです。