2021年4月3週のアフリカニュース:ナオミキャンベルのケニア別荘、マラウイでワクチン破棄、仏とルワンダ、アフロラティーノ、サヘル・サウンド、注目セネガルデザイナー、ベナンのブロンズ像返還
2021/4/14-2021/4/20にシェアしたアフリカニュースです。
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この週はアート寄りの素敵な話題が多く、
ナオミ・キャンベルがケニアに素敵な別荘を持っている話、
アメリカ人が西アフリカを巡って発信する音楽レーベル、サヘル・サウンド Sahel Soundsの話、
セネガル出身の数学教師で注目デザイナーの Diarra BoussoさんとブランドDiarrabluの話、
ラテンアメリカ音楽賞でのアフロ・ラティーノの話、
欧州でベナンのブロンズ像返還の動きなど。
それ以外では
マラウイで期限切れコロナワクチンを廃棄した話、
ルワンダ虐殺におけるフランスの役割について元フランス首相の話など。
#アフリカ 846 2021/4/14
【ナオミキャンベルの静かなケニアの別荘】
ナオミキャンベルのケニアの別荘が紹介されていて、
半屋外のプールとか素敵でしかないです。
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・35年のキャリアを誇るモデルのナオミキャンベル
->1990年代にケニアのMalindiを訪れて魅了され
東アフリカのケニアの海岸沿いに静かな別荘を購入
・「Architectural Digest」雑誌のインタビュー
・「電話もテレビも必要なくて、ただ本を読んだりのんびりする」
・Makuti屋根:東アフリカの藁ぶき屋根
・なるべく地元産の木製家具を選んでいる。地元アーティスト Armando Tanziniの作品も
・アフリカ大陸の反対側、セネガルの家具も気に入っている「行くたびに家具を買う」
・ロンドンやNYでの忙しい仕事と、Malindiでの静かな生活
「7月が最高。沢山の動物がケニアからタンザニアに移動するのが見える。素晴らしい」
Inside Naomi Campbell's tranquil Kenyan villa
https://edition.cnn.com/style/article/naomi-campbell-kenyan-villa-architectural-digest/index.html
#アフリカ 847 2021/4/15
【マラウイで期限切れワクチン廃棄】
マラウイで期限切れのワクチンを大量に廃棄することになったようですが、
一気に沢山もらっても打ちまくるのも大変なのかもしれないし、
欧州で停止しているアストラゼネカワクチンへの疑念もあるようですし、
色んな問題が出てくるものですね。
J&Jのワクチンも血栓の話を見かけました。
そして日本のワクチン状況はどうなってるんでしょうか。。
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・3週間前に届いた1.6万回分のワクチンが使用期限切れとなり廃棄された
・アフリカ連合から届いた10万回分のワクチンの一部
->アストラゼネカのワクチンで46%は使用済み
->Covaxプログラム、インド政府、アフリカ連合からの支援ワクチン
・人口の6割、1100万人の接種を目指しており、3月の最初の接種から30万人が接種
・市民「色んな噂が飛び交っているので、最初に受けた人の様子を見てから接種したい」
->陰謀論や誤解も多い
->特に欧州でのアストラゼネカワクチンの噂を覆すような広報が出来ない
・接種の遅れで再び感染のピークが訪れるのを懸念する人も
Malawi to destroy thousands of expired Covid vaccines - Minister
https://www.africanews.com/2021/04/14/malawi-to-destroy-thousands-of-expired-covid-vaccines-minister/
#アフリカ 848 2021/4/16
【フランスはルワンダに謝罪する必要はない 前首相】
ルワンダ虐殺の時、フランスのミッテラン大統領政権時に首相だったバラデュール氏。
先日公開された、ルワンダ虐殺でのフランスの責任を問う報告書に関連して、ベストを尽くした旨を語っているんだと思います。
関係性と経緯がややこしくて自分の理解度が怪しいのが残念ですが、隠されてきたことが明らかになったりするんでしょうか。
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・フランスの前の首相エドアール・バラデュールは水曜に1994年4月のルワンダ虐殺についてコメント
->フランスは虐殺の補佐役になるのは避けた
・1994年6月、国連指揮の下でフランスは虐殺を止めるために軍事人道作戦を展開
・先月発表された報告書ではミッテラン大統領は重い責任があると批判されている
・「全て上手くやったとは言わないが、フランスはルワンダで活動した唯一の国だ」
・虐殺のきっかけとなった大統領撃墜については「分からない」
"France need not apologise for Rwandan genocide"- ex French PM
https://www.africanews.com/2021/04/15/france-need-not-apologise-for-rwandan-genocide-ex-french-pm/
#アフリカ 849 2021/4/17
【ラテンアメリカ音楽賞でのアフロ・ラティーノ】
アメリカでラテンアメリカ音楽賞が開催され、
アフリカ系ラティーノのスターらも参加したという話。
ラテン系も楽しそうだなーと思いますが、多様性とか平等をという話が音楽祭という場でも出てくるんだなと思いました。
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・フロリダでラテンアメリカ音楽アワード
->コロナで打撃を受けた音楽界の復活を願って
・2019年のミスユニバース、南アのZozibini Tunziさんも登場
・アフロ・ドミニカンの女優Dascha Polancoさん:ラテン界に民族・人種的多様性を
・パン・アフリカン革命のボブ・マーリーの息子Ziggy Marley:アフロの人々によりよい場所を
Afro-latinos talk diversity and justice at Latin American Music Awards
https://www.africanews.com/2021/04/16/afro-latinos-talk-diversity-and-justice-at-latin-american-music-awards/
#アフリカ 850 2021/4/18
【音楽レーベル サヘル・サウンドのアフリカ未来主義】
物凄くかっこいい記事で、写真も素敵なのでリンク先をぜひ。
米国人がサヘル地域の音楽を伝えるレーベルを立ち上げて10年という話。アフリカ独自の携帯利用法の進化、whatsappでの音楽、いろいろスゴイです。
Sahel Soundsサイト
https://sahelsounds.com/
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・独立系音楽レーベルのサヘル・サウンドSahel Sounds
マリ、ニジェール、モーリタニアの砂漠などサヘル地区からこの10年音楽を届ける。60枚のアルバム
・創業者は米国人 Christopher Kirkley、記事、研究、映画なども手掛ける
・北西アフリカの知られざるアーティストを世界に紹介
「例えばキーボード奏者でニジェール人のHamaは運転手で友達からキーボードを貰って音楽を始めた」
・Kirkleyは2009年にモーリタニアを訪れ、そこからブログを書き、フランス語を学び、2年をその地で過ごした
・現地の人はネットが無くてもBluetoothで隣の人同士で音楽ファイルを交換して楽しむ
ネットではなく物理的に人々は接してつながり、良く知らない音楽を聞く。米国とも欧州とも違う進化
・最小の機器で現地でその場の音を撮る
・10年過ぎ、目的の人を見つけやすくなった。以前は数か月かかったが今は数日
・現地ではwhatsappが人気。昨年は「Music from Saharan WhatsApp」をリリース
ミュージシャンにwhatsappで録音、転送してもらった。支援も多く集まった
・自身が植民地主義側の人間であるため、常に葛藤がある
取り分はアーティストと半々に、表現方法も考慮
African futurism through Sahel Sounds
https://www.newframe.com/african-futurism-through-sahel-sounds/
#アフリカ 851 2021/4/19
【セネガルの注目デザイナー Diarra Bousso】
多才な人がいるものだなと思いますが、セネガル出身のデザイナーの方。
数学系に強い方で、数学的プログラミングでデザイン。
シリコンバレーの高校で数学教師までやっててものすごく忙しそう。
ブランドサイトはこちら
https://diarrablu.com/
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・セネガルのDiarra Boussoさん、ブランドDiarrablu
->欧米で数学、経済、統計を学び、ウォールストリートでトレーダー業
->アートへの渇望と出自コミュニティへの貢献をしたくセネガルに戻る
->事故にあい、その回復期間にファッションへ
・数学のコードをデザインに
・インスタのフォロワーがデザイン投票、事前予約制
・無駄を出さず、小さな革も素材に「西側では持続可能性が流行りだけど、セネガルでは普通のこと」
・2020年には900%成長
・シリコンバレーの高校で数学教師も
Meet Diarra Bousso: One of Senegal's most promising designers
https://edition.cnn.com/style/article/diarrablu-diarra-bousso-senegal/index.html
#アフリカ 852 2021/4/20
【ドイツ、イギリス、アイルランド ベナンのブロンズ像返還の動き】
いつもベナンのブロンズ像が返還されてるイメージでしたが
世界中に何千点と散らばっているのと返還活動をしてる人達がいるのですね。
西側の法律で返還ではなく貸与になるという点に賠償をどうするのか、問題はまだ続きそうですが流れとしては良さそうです。
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・ベナンのブロンズ像の物語
->ナイジェリアの学校で教えられている:1897年に英国兵士がベナンを襲ってブロンズ像を持ち出し
・現在でも3千以上のブロンズ像が西側の美術館や個人所蔵で世界各地に
->近年では脱植民地運動の流れで返還の動き
イギリス、ドイツ、アイルランド
->西側の法律の問題で返還ではなく一時貸し出し扱い。ナイジェリア市民は不満
->お金の不満も:西側はそれで儲けてきたが、アフリカ市民は貧困
->返還と賠償問題にもしたい
・植民地時代の遺産として「自分たちの文化は粗野で呪術的で異宗教だと言われてきた。
他人に規定されるのではなくアフリカ文化の見方を変えなければ。
ブロンズ像を取り戻すことがその鍵に」
From Germany to Ireland, a fresh push to return the Benin bronzes
https://www.aljazeera.com/news/2021/4/16/from-germany-to-ireland-a-fresh-push-to-return-the-benin-bronzes
このアフリカニュース投稿について。
だいたい毎日、英語のアフリカニュース複数サイトから気になるニュースを1つ選んで
自分で日本語で要約して投稿してます。
ニュース鮮度は良いかと思いますが、翻訳間違いや内容間違いを含んでいる可能性があります。
主に自分のアフリカ情報収集と英語訓練目的で、多少皆さんのアフリカ情報のお役に立てればと思っております。
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