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【平行世界の話】パラレルワールドと私

私が体験した不思議な世界と記憶の話。

パラレルワールドを題材にしたゲームはたくさんあるが、それをプレイする度に幼少期の変わった体験のことを思い出す。

今からその体験談と能力者に相談したことを書きたいと思う。

私は幼少期から少し変わった体験をしていたが、大人になるまではそれがどういうことだったのか、全く理解できなかったし考えたこともなかった。

夢だったのか現実だったのかも区別がつかず、体験談を家族にしてもなかなか信じてもらえなかった。
予想外の回答をしてくれたのが数年前に知り合った能力者の人だけだった。

まずは幼少期の体験談から説明していく。

一番最初に違和感を感じたのは保育所に通っていた時だった。
何かがおかしいのだが、それが何なのかはっきり自覚出来なかった。
景色か?人か?空気か?
とにかく何かがちょっと違っていた。

ある日のことだった。
保育所にお客さんがやってきた。
30代~40代くらいの女性だったと思う。

今となっては何の用件でやってきたのか思い出せないのだが、その次の日に保育所の友達に「昨日のお客さんは~~」と言ったような話をした。

話を聞いた子は不思議そうな顔をして「昨日はお客さんなんて来てないよ」と言うのだ。
何人もの子達に聞いても同じ反応だ。

やはり保育士さんも同じ反応だった。
変な顔をしてこちらを見つめているだけだ。
私が何か変なことを言い出したと思われたようだ。

私の変わった体験は他にもある。
実際の保育所の近くには線路は走ってなくて、もっと遠くにしかないのだが、ある日の保育所の側になぜか線路があって駅も近くに存在していた。
蒸気機関車がやってきて中からピエロが降りてきた。

色彩がとても鮮明でカラフルな風船がたくさん飛んでいたのは今でも覚えている。
季節は明るくて綺麗な花畑が広がっていたので春だったと思う。
何となく時代の背景が蒸気機関車と似合わない感じだった。

時代はもしかすると、その時だけ少し進んでいたかもしれないが、なんせ幼すぎてそれがおかしなことだと理解できなかった。
物質と時代がちぐはぐしているというよく分からない状況だった。

また、こんな不思議な体験もしたことがあるが、これは家族や周囲の人からかなり否定されている出来事だ。

私には弟がいるが、実際の弟はあまり泣かずに割と淡々としていつでも友達とつるんでいることが多かった。
しかし、幼少期の私の記憶の中の弟はいつでもひとりで泣いている姿ばかりだった。
泣いて私の側から離れない子というイメージしかなかった。

いつでも「お姉ちゃん!お姉ちゃん!」と泣きながら私の後ろをついてくる子だったので、少しうっとおしいと思っていた時期もあった。

その記憶しかないのに、なぜか周囲は私と全く正反対の記憶を持っている。
私の方が泣いて弟の側にいたと言うのだ。

私とは記憶が逆になっている。
私の記憶は今でも鮮明に残っているが、やはりひとりで泣いている弟が記憶として残り続けている。
私が泣いて弟の側に居た記憶など私の中には一切存在しない。

他にも違和感がいろいろあるにはあるが、なんせ幼少期なので思い出せない・・・。

大人になってから全くないかと聞かれたら、幼少期ほどではないが、それなりに体験している。

ある日、某コンビニに買い物に行った時にとても親しく話しかけてくれる年配の女性店員がいた。
名札を確認して名前もはっきりと覚えていた。

その店員がある日むすっとして私にはそっけない態度を取ってきた。
いつもと違うことに違和感を感じつつも、たぶん体調が悪いんだろうと思うことにした。

次に会った時は無言で淡々とレジをする姿に少し寂しさを感じてしまった。
いつになったら以前のような気さくな人に戻ってくれるんだろうと思っていたところ、ある日を境にその店員の姿を見かけなくなってしまった。

数か月後に私はそのコンビニにアルバイトに行くこととなり、お店の人やオーナーに年配の女性店員のことを聞いてみたが、誰一人として「そんな人いなかった」と言うのだ。

そんな馬鹿な、何度もそのコンビニに買い物に行って何度もその店員にレジをしてもらったのに、存在していないなんてありえない!

何かトラブルがあったから居ないことにされてしまったのか?

なんでもかんでも知ってることを話してくれる店員がひとりいたので、その人にも聞いてみたものの「そんな人知らない」と言われてしまった。

「過去にこんな人が働いていたよ~~」と教えてくれる人だったのに、私と親しくしていた店員のことは知らないと言い張るのだ。

うーん、何だろうこれは、何かがおかしい。

幼少期の変わった体験を思い出すような出来事だ。
私と周囲の記憶が違うのはどうしたものか。

今から2年くらい前の奇妙な体験についても説明しよう。

昼間の明るい時間帯で雷なんて鳴っていなかったのに、急に周囲がぴかっと光った。
ただ、光るだけでそれ以上の何かが起きることはなかった。

ただ周辺が光るだけで、何かが出たとか聞こえたとか見えたとかはない。
私の周囲にだけ音のない雷が発生したような感じだ。

そういう体験が3回くらいあった。

幼少期の不思議な体験と記憶違い、大人になってからも似たような現象に遭遇、原因不明の眩しい光を感じたこと3回・・・私の身に一体何が起きている?

誰も信じてくれないのならば、そういう話を信じてくれそうな人を探した方がいいのではないか。

ある日、偶然にも様々な霊的な話を霊視してくれる人と知り合うことが出来た。
霊感があり、遠隔霊視が得意な能力者だ。

母の深刻な霊障から私の個人的な心霊現象についても相談に乗ってくれた相手だったが、ある時に他の相談者と能力者が異世界の話をしていた際に質問するチャンスがやってきた。

私は今までの経緯から信じてもらえなかったらどうしよう、笑われたらどうしようと少し躊躇したが、自分の幼少期の体験について質問してみることにした。



「私の体験したことはパラレルワールドと何か関係あるんでしょうか?」



答えはすぐに返ってきた。



「あなたが自覚していないだけでもっと多くの体験をしてますよ」


記憶には残っていないそうだが、もっと幼い時に不思議な経験をしており、パラレルワールドへ移動していたと言われてしまった。

パラレルワールドというのは世界と世界の間に揺らぎが存在し、その揺らぎがあるおかげで様々な問題が起きないようにうまく調整されているそうだ。

その揺らぎが起きやすい場所というのが決まっているらしく、幼少期に私が通っていた保育所がある場所もそのうちのひとつだという。

なぜ私がパラレルワールドに行っていたのかも聞かせてもらえた。
異世界やパラレルワールドには誰でも行けるわけではないらしく、ある種の才能というかそういう運命を与えられた人のみそういう現象に遭遇するとのことだった。

また、パラレルワールドと自分が存在している世界の間には深い繋がりというものが存在し、その繋がりの中間地点に必ず誰か人が居なければならないらしい。

そこに人がいることで世界が安定するそうだ。
その繋がりに位置する人が私だと言われてしまった。
それ以上のことは怖くて聞けなかったが、今思えば聞いておけばよかったと少し後悔している。

私の他にもそういう人がいるのか?
そういう人は何を基準に選ばれるのか?
他にも何か重要な役目や意味があるのか?

今となってはその能力者と疎遠になってしまったので、謎は残されたままだ。