#50 無職になってから今までのこと:無職100日目
10/29(火)
無職になって100日目を迎えた。なんという偶然か、note全体の記事数もキリが良く50記事目となった。書いたり書かなかったりを繰り返したが、平均すると2日に1回ペースで更新していたという計算になる。
取り合えず次の就職先は決まったものの、ここまで無職が長引くとは思わなかった。もうフルタイムで働いていいよ、と9月の半ばあたりに主治医に言われていたので、そのあたりからほぼサボリ、自分と向き合う日々が続いたように思う。
ということで、せっかくの無職100日目。前職を適応障害で2ヶ月で辞めてから、今に至るまでの私を振り返ってみましょう~。
多分今までになく長い記事となります。ごめん。
無職1日目~20日目:体調が安定せず苦しむ
退職と同時にnoteを始めた。適応障害の症状がひどく、何もする気にならなかったが、ただ寝ているだけだと本当に廃人になってしまいそうで、せめてXやインスタよりも比較的穏やかで民度の高いSNSで自分のことを記録・発信したいと思ったのがきっかけ。
毎日朝4時頃に目が覚めて、激しい動悸に苛まれていた時期。とにかくマルチタスクで締め切りをたくさん抱えていた仕事だったせいか、退職してからも夢の中で必死に仕事をしていた記憶がある。
最初の自己紹介を読むと、「ありのままに残します」とか書いてるけど、それでも少し強がっているというか、メンタルボロボロだったくせに平気な振りをしているなーと思う。
会社に対する怒りとか、早期離職してしまう自分への怒りとか、どこに発散していいかもわからず、鬱々としながら過ごしていた。やたらとYouTubeで怪談系の動画にハマっていて、動画を垂れ流しながらうとうとする日々を過ごしていた。夜の眠りが浅かったのは、昼間に寝ていたせいもある。
3日に1回くらいのペースで体調が上向きになるので、出られるときだけ外に出て散歩したり、食料や日用品の買い物に出かけていた。ちょっと頑張るとその反動がきて次の日また寝込む、という繰り返し。
体調が悪いのなら食欲もなくなってくれればいいのに、若干過食ぎみになってしまって、体重が過去最高になる。生活リズムを整えなきゃ!と思ったが、上手くいかなくてかなり病む。
無職21日目~40日目:記憶も記録もございません
台風がものすごかったな~という記憶しかない。noteも更新していない。この時期の私、マジで何していたのでしょう。
退職したての頃よりはできることが増えてきたのだけれど、油断して無理をして動けなくなって、を繰り返していたように思う。何なら波がひどくなってたような。
この時期のLINEを見返していたら、夜に友人のごろーさんと散歩したり、夜にドライブしたりしていた。そんな気力あったっけ、と思うのだけれど、ものすごい適当な服装で、しかもノーメイクでごろーさんを迎えに行って、
「みどりのすっぴん久しぶりに見た」
と言われたのを思い出した。普段、外に出るときは多少体調が悪くてもメイクはするのだけれど、この時は全然できなかった。
あーーそうだそうだ思い出した。
どんなに体調悪くてもメイクして言っていた病院も、この時期に限ってはドすっぴんだった。メイク大好きだから、化粧ができないことは私にとって、相当ヤバいことなのだな、と改めて思う。
無職41日目~60日目:自分と向き合いはじめる
適応障害は、ストレスの根本的な原因を取り除き、十分な休息を得られれば、だんだんと回復に向かっていくことがほとんどだという。
私もようやくこの頃から体調が安定し始め、生活リズムも整い始めた。
身体を動かしたくなって筋トレを始めたり、自炊を再開するようになったと、だいぶ健康的になった。食事、睡眠、運動が整ってくると、本当にメンタルも整う。基本的なことが一番難しいけれど、体と心は繋がっているのだなあと、ちょっとだけ感動した。
気持ちに余裕が出てきたので、復職についても考え始めた。
これまでの自分の働き方を振り返って、なぜ身を粉にして働いてしまうのかについて考えた。業界や会社の気風ももちろん影響していたけれど、それにしても、だ。なぜ私はいつも「ほどほどに」ができないのだろう。
理由は何なのか、ひたすら掘り下げ続けて、「一人前にならないといけない」とか「立派に思われたい」とか、そういう他者から見た自分を意識しすぎていたことに気づく。いつのまにかガッチガチの完璧主義になっていたのだな、と。
正直、これは仕事だけに当てはまらなくて、私が抱える生きづらさの原因なんだと思った。
これまで経験してきた仕事の中には、水を得た魚のようにすいすい~~~っと楽に働けたものもあった。私が好きな分野だったからなのだけど(もはや仕事とすら考えてなかったかも)、超絶苦手な支配的な人間がいたり、多忙だったりしたけれど、仕事内容がとんでもなく好きだったから、メンタル的に何の問題もなかった。(給与が低すぎて辞めたが)
ということは、私は私のままで働いていても全然問題がないということだ。自分が得意ではない分野で一人前を目指すのはもうやめよう。仮にそんな環境に身を置くことになったら、最低限の仕事ができればそれでOKとしよう。
今回、私が倒れたことは本当にシンプルで、自分に合わない環境に無理やり適応しようとしたから。(いや、どう考えてもあの会社はおかしいけどさ)誰かの期待に応えることばかりに意識がいっていたから。これなんよね。もうがんばりたくないし、がんばらないぞ。
自分にもっと素直に生きてみてもいいのではないか、と思ったり、もっと自分の人生を楽に生きる方法ってあるよね、と思ったり。
じゃあ、せっかくなら風変りでもいいから私が理想とする私だけの人生を、今からでも歩んだ方がいいじゃん~!と明るくなった時期だった。
無職61日目~80日目:夢に向かって進むと決意
今までは正社員で働かなければ…、と思っていたけれど辞めた。残業はもううんざりだし、体調面も正直まだ不安が残るし、何より叶えたい夢があったから!
自分には無理だろうな~と諦めていたけれど、せっかくの私の人生なので、目指してみることにしたのだ。
もちろんすぐになれるものではない。勉強しなければならないし、受けたい講座もある。しかしその講座を受けるだけのお金はなかった。
まずは資金を貯めるため、そして勉強時間を確保するために、派遣社員で働くことに決めた。
この辺りからなんだか色々吹っ切れてきた。
ちょっとした奇跡も起きた。
ちょうど私の愛するStray Kidsのワールドツアーの大阪公演が当たって喜んでいた頃。私がいずれ受けようと考えている講座の主催者である先生の活動拠点が、なんと大阪だったのだ(知らなかった)。
ダメ元で先生の公式LINEに連絡し、お会いできないか聞いてみたら、ライブ当日にお会いできることになった。あまりにも嬉しすぎる。行動ってしてみるものだなあ、と思ったのと、私って好きなことに対しては行動力が爆上がりすることを思い出した。今まで本当に忘れていた。
私の夢については、いずれ記事にしたいと思っているので、また別の機会に。
無職81日目~現在:なんか楽しくなってきた
そんなこんなで今、である。派遣の仕事も無事決まり、来週からは無職ではなくなる。もちろん不安も多いのだけれど、一歩ずつ前進しているのだな~よくやってるな~と、最近は自分で自分を褒めるようにしている。
退職する前の自分だったら、今の私を見て、正社員じゃないんかい!とがっかりするのかもしれないが、やっぱり私って最終的にこういう選択になるんだな、と納得もしているのではないかと思う。私らしいというか、なんというか。
なんて、今は機嫌よく振り返りタイムをしているけれど、やっぱり実際に働いてみないとわからないし、派遣先が思いもよらないぐらい最悪な環境かもしれない。来週からは「無職日記」が「無様日記」とか「こんちくしょう日記」になっているかもしれないし。
でも、この無職期間に得た気づきはとても多くて、一つ自分の中に芯が通った気がする。
私のこれからが正解か不正解かは全く分からないけれど、挑戦することに意味があると思っているし、これまで自分が辿ってきた道も含めて「正解」にするしかないのではないかと思っている。
無職になってよかったなー、となんだかんだ今では思っています!!!
これからは、自分が生きやすいように楽しんで生きるぞ~~~~~。
・・・
たとえ来週から「こんちくしょう日記」になっても、どうか暖かく見守ってやってください。いつも読んで下さり、本当にありがとうございます。