シュガーブレイク
はい。ブルーバレーことBlue valleyです。
次くらいにバージョンアップした相談noteを公開するつもりですので、もう少々お持ちください!
今回のテーマは、
論理パズル!
です。
論理パズルも非常に面白いジャンルですので、まだちょくちょく紹介していきたいと思います。
さて、今回は論理パズルの中でもごく簡単な、犯人さがしゲームです。
まずは次の問題をご覧ください。
A、B、Cの3人がいます。このうちの1人だけが正直者で、あとの2人は嘘しか言いません。この3人に誰が嘘つきか尋ねたところ、次のように答えました。では、正直者は誰でしょうか。 A:「Bはウソつきだ」 B:「Aこそウソつきだ」 C:「Bはウソを言わない」
ぜひじっくり考えてみてくださいね!
【解答1】
まずは最もオーソドックスな方法での解答です。
(1) Aがウソつきとします。そうすると、Aの発言からBは正直者となります。Aがウソつきですから、Bの発言は確かに正しいですね。しかし、Cの発言も本当ということになってしまいますから、正直者が2人となってしまい、矛盾が発生してしまいます。よって、このパターンは間違いです。
(2) Aが正直者とします。この場合、Aの発言からBはウソつきとなります。そして、Bの「Aがウソつき」という発言にも矛盾は生じません。さらに、Cの「Bはウソを言わない」もウソとなり、Cもウソつきということになります。
よってAだけが正直者となり、全てに矛盾が生じません。
正解は、Aが正直者でした。
確かにこれで正解は正解なのですが、非常にややこしいですよね笑
次に、「キーパーソン」に着目したセンスのある解答方法を紹介します。
【解答2】
まずCに着目します。Cが正直者だとしたら、Bも正直者ということになってしまい、正直者が1人という前提に反することになります。したがってCはウソつきです。そうなると、Cの発言からBもウソつきとなります。そして、Bの発言からAが正直者となります。そしてAの「Bはウソつきだ」という発言とも合致しますね。結果、全てに矛盾が生じることなくきれいな解答となっています。
どちらの解答も結果は同じですが、解答2の方が随分簡単に結論に辿り着けました。
これは、Cというキーパーソンを見つけ出すことができたからです。
Cをキーパーソンとして見いだせた決定的な理由は、Cの発言が他の2人と異なっていたことでしょう。
実はこの論理パズルに似た問題が、公務員試験でも登場しています。
以下がその問題ですので、ぜひキーパーソンを用いた思考法を用いて挑戦してみてください!
A~Eの5人が宝くじを買ったところ、1人だけが当たりました。あとで5人に話を聞いてみると、次のような返事が返ってきました。 A:「当たったのはCだ」 B:「当たったのはAだ」 C:「Aは『当たったのはcだ』と言っているが、それはウソだ」 D:「私は当たっていない」 E:「当たったのはBだ」 しかし、本当のことを言ったのは5人のうち1人で、他の人はウソをついています。では、宝くじが当たったのは誰でしょうか。
1. A 2. B 3. C 4. D 5. E
地方公務員上級試験からの抜粋です。
この問題は、次回のシュガーブレイク・論理パズル回で答え合わせをしようと思います。
今回はここまでとなります!
論理パズル楽しいですよね!考えることは単純なのですが、順を追って理論詰めている時は、なんとなく自分がものすごく賢いことをしているような気になれますし、何より一切の矛盾なくパズルが解けたときの爽快感は素晴らしいですよ!
最近はようやく外出自粛も緩和され、外に出る人も増えましたが、お家時間の新たなレパートリーの一つとして論理パズルを加えてみるのも良いのではないでしょうか?