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第6回 相談note

はい。ブルーバレーことBlue Valleyです。


第6回相談noteでございます。

相談noteを書き始めて、皆さんのご相談に対する回答をじっくり考えるようになったおかげで、様々な分野に一気に興味関心が広がりました!

記事を書く大きな目的の一つでもある、「自分の知見を広げる」が、着々と叶ってきていることを嬉しく思います!

これも、いつも閲覧して頂いてコメントや意見を下さる皆様のおかげです。今後も変わらず全力で記事作成に努めますので、また意見・感想・相談をよろしくお願いします!


さて、今回のご相談は、

「友人がマウントをとってきてウザい。対処法を教えて欲しい。」

とのことですねー。


いますよねーマウント大好き人間。もちろん私の周囲にも何人かいます笑

友人としては良い人なのに、マウントを取る時だけは相手をしたくない、というパターンも結構あるんじゃないでしょうか?


マウントって、自分の心に余裕がある時は難なく聞き過ごせるんですけど、自分の心に余裕がない時にされると、それはもう尋常じゃないほど腹が立つんですよね~。

実際私も、浪人時代の半ば頃に、同じ予備校に通う友人の怒涛の勉強マウントを前に病みかけたことがありました。

成績が思わしくなくて病むならまだしも、それ以外の要素が勉強に支障をきたすなんてもっての外ですよ。

多分に漏れずその友人も、マウントモード以外ではとても良い友人なんですけどね笑


さて、こうしたマウンターがなぜ発生するのか。最近のマウンターたちの背景も探りながら、質問にお答えしていきたいと思います!


目次

1:結論

2:現状と背景

3:回答


1:結論

では早速結論です。

マウンターへの対象法は、

相手の上を行くマウンターになる!

か、

圧倒的ディセンダ―になる!

できる人は、

乗られこなす!

です。



2:現状と背景

結論の説明をする前に、皆さんご存じのマウンターの生態について少し考察していきますねー。


「マウント」という言葉は、本来格闘技で仰向けの相手に馬乗りになったポジションのことを指します。

現在のような使われ方をされるようになった起源は、2ちゃんねるでネット用語として使用されたことで、そこから一般的に用いられるようになったと言われています。

近年はSNSの発展に伴って、誰でも気軽にマウントを取れるようになりました。


改めて説明する必要もないと思いますが、「マウントをとる」とは、

相手より上のポジションであることを主張したり、高圧的な態度で優位性を自慢してくることを指します。

マウントの種類も多様化しており、一見マウントに見えないけれど、よくよく見たり聞いたりしてみるとマウントであるという「ステルスマウント」や、画像などにマウントを盛り込む「におわせマウント」、さらには敢えて相手の下手に出るような発言や、自らの失敗談(に似た)を発言することで、暗にマウントをとるという「へりくだりマウント」なるものも登場しています。


こうして見ると、マウンターたちの成長に驚かされますねー。


一般的には煙たがられるマウンターですが、少し視点を変えて見ると、実は悪いことばかりではないのです。


上記の例からも分かる通り、マウンターたちは普通の人があまり考え付かないような方法でマウントをとってきます。

その勢いはもう凄まじく、「隙あらば自分語り」なんて言葉もありましたが、まさに「隙あらばマウント」状態です。


しかしここで皆さんに考えて欲しいのは、マウントをとる彼らの脳内です。


マウントをとるというのは実は簡単なことではありません。

以下にマウントに必要な能力を書き出してみますね。

・相手を観察する能力

・会話の流れを読んでどこにマウントを挟むか見極める能力

・自分の誇れる部分を探し出す能力

・何気ない日々の中で自分が語れる事柄を見つけ出す能力

・(マウントをとるに値する実績を積む能力)」

・誇張表現などを用いて会話をデザインする能力


などなどです。


マウンターたちは、こうしたことを常日頃から考えながら、同時に相手との話も怠らず、さらには努力さえすることもあるのです。

こうした側面から見てみると、常に人の倍ほど頭を動かしている彼らには感心させられるばかりですね。


特に「自分の誇れる部分を探し出す能力」や「何気ない日々の中で自分が語れる事柄を見つけ出す能力」は、欲しくても中々手に入れられない能力でもあります。

とりわけ鬱になりやすい人や気の弱い人には、こうしたマウンターの持つ能力が欠けていることがよくあります。


マウンターは「実は自分に自信がない」や「自己肯定感が高い」とする意見記事を読んだことがありますが、むしろ「自分に更なる自信を持たせるために、現状に満足せず日々新たな自分の可能性を模索している」と言い換えることも出来るのではないでしょうか!?



まぁ、実際は彼らの頭の中がこうであったとしても、その表面的被害を被る側の人間にしたら、脳内なんて関係ないんですけどね笑

とにかく目の前のマウンターを止めて欲しい、という気にもなりますよ笑


3:回答

では、次に結論についての詳細を説明してきますねー。

まず、「ただマウントを取られるだけは嫌!」「相手に良い気分にさせたくない!」という方は、

相手の上を行くマウンターになる!

ことをオススメします。


いやいや待てと。自分がされて嫌なことは他人にもしたらあかんって習わんかったのかと。


そう。確かに私たちは、道徳として自分がされて嫌なことは他人にもしない、と教え込まれてきました。


しかし、マウントは戦争です!マウント合戦なのです!


マウントをとられ過ぎて自分の気持ちが病んでしまっては意味がないのです。

とるかとられるかの戦場において、道徳を語っている場合ではありません。

マウントのとられ過ぎで死んだとしても、相手に残るのはせいぜい後悔の念のみですよ。


じゃあいっそ自分も相手にマウントを取り返してやるのです!


ただし!

ここで絶対に注意すべきなのは、

マウントを仕掛けてきた相手にしかマウントはとらないことです!


間違ってもマウントをとってくる気配すらない他の友人に対してマウントはとってはいけません(希薄な関係性の人には良いかもしれませんが…)


先ほどの戦争で例えるなら、自国と相手国との戦争に、関係ない他国まで巻き込んではいけないということです。


もしあなたが関係ない友人にまでマウントをとり始めたら、、、

結果はお分かりですね?



それに、マウントをとることは同時に普段使わない頭を使う場面でもあります。

マウンターが1人ならライバルと思い、複数人いるならペナントレースだと思って、普段使わない能力を、その貴重な場を活かして鍛えるのです。

先に相手がマウントをとってきたのなら、気兼ねなくマウントも取れるでしょう。


マウントのとり方も、相手を見て学び、自分が少しでも優位な部分が見つかったらすかさずマウントをとってくださいね!


そして、万が一相手が休戦協定を申し出てきたら、迷わず協定を結ぶように気を付けましょう笑



次は「一刻も早くマウントから抜け出したい」「マウント合戦に参戦できるほど好戦的でもないし強くない」という方は、

圧倒的ディセンダ―になる!

ことをオススメします。


マウントには「またがる、登る」という意味がありますが、ディセンド(descend)には「下降する」という意味があります。


分かり易く言うと、圧倒的に下手に出る!ということになります。


先ほど述べたように、マウントは戦争です。

下手に出るというのも、生半可な下手ではいけません。


相手国からマウントをとられようもんなら、水爆を製造して自国に投下する勢いで下手に出る必要があります。


この方法は、上記のマウント合戦に臨むより随分早くマウントが止まります。

なぜなら、相手国がもう攻撃する(マウントをとる)ところが無いほどに自国を痛めつけるからです。


ここでも重要なのが、

マウントを仕掛けてきた相手にしか下手に出ない!

ことと、

尊厳は維持する!

ことです。


これもマウント合戦と同じことで、もし関係ない国にまで下手に出ると、新たなマウンターの発生という余計な可能性を生んでしまうので、あくまでやられた相手に限ったディセンドにしましょう。


そして、下手に出るときには、そこに尊厳やプライドをごちゃ混ぜにしないことが大切です。

もしごちゃ混ぜにしてしまったら、それこそ最短鬱ルートまっしぐらなので、下手に出るときは機械的に行いましょう。


ではディセンダ―になる方法ですが、まずは以下の例を見てください。


例1

相:「今日のテスト99点だったわー。昨日ちゃんと勉強しとけばよかったー。」

自:「俺70点だったけどそのうち半分は当てずっぽうやし、3か月前から勉強してたし、一番の得意科目やのにこの点数やから、実質0点やわ。」


例2

相:「ちゃんと働いてるの偉いね~。私専業主婦になっちゃったからもう二度と外で働きたくないわ。」

自:「ほんと疲れるよ~。無駄に人間関係は増えるし、勤務時間のわりに給料良くないし、おまけに子どもがまだ小さいから手もかかるしねー。」


という感じです。


ポイントとしては、マウントの3倍ディセンドすることです。

もちろん全てのマウントに対してディセンドは出来ませんので、自分が日頃ストレスに思っている分野に関するマウントが飛んできた時のみ、その分野のディセンドもとい愚痴を言いまくりましょう。


相手が仕掛けてきた分野で、これ以上マウントがとれないようにしつつ、相手より多くのディセンドをとることで、相手がマウントをとる機会を減らすことにも繋がります。



最後は、上級者向けのマウント対処法です。

乗られこなす!

というのは、あまり聞こえの良いものではないかもしれません。

マウントの対処法を考えているのに、マウントをとられたままでは解決に繋がらないのではないか?と思われるかもしれません。


しかし、「乗られこなす」ことは、これまでの中で最も良い効果をもたらす解決法だと私は思います。


まず先に、乗られこなすのに必要な条件を挙げていきます。


・相手に対して精神的優位を保つ

・マウントにおちゃらける

・二人が共通のレベルで共感できる話題を作る


意外とこれらのことを実践できれば、マウンターと良好な関係を崩すことなくマウントも回避できるようになります。


相手に対して精神的優位を保つ」というのは、シンプルかつ最も強力な対処法の一つです。

これは別に心の中でマウントをとるということではなく、「人から嫌われるマウントという行為を、自分は聞いてあげている」や、「こんなマウントとっているけど、実際はそんな大したことを言っていない」と認識することです。

率直に過激なマウンターは嫌われます。自分はそんな無意味な行為に耳を傾けているという時点で、既に相手より精神的に大人であるし、心が折れるということはありません。

そして、大抵のマウントは、もっと大きな視野で見ると大したことないということを知ることも大切です。

いくらお金持ち自慢をされても、ビルゲイツの存在を前には虚しく見えますし、忙しいアピールをされても、過労死をするような人のことを思うと、むしろそのマウントが自分の働かなさを露呈しているということに気づくことになります。


こうして、自分が相手より精神的に先を行く存在であることを認知し、マウントの比較対象を、自分ではなく他のもっと強大なものにすり替えると、少なくともその相手からのマウントはかなりの割合で気にならなくなります。


マウントにおちゃらける」のも有効な対処法ですが、これは相手との関係性にも依存します。


相手がマウントをとり始めたら、「ほらまたいつものマウントが始まったよ」と宣言するのです。

マウントを早くぶった切れる点でも、相手に自らのマウントの存在に気づかせる点でも、強力な効果を発揮します。

慣れた人だと、相手のマウントが始まりそうなタイミングを見極めて話をすり替えたり、マウントが始まっても一瞬でそのマウントを差し押さえることができます。


ですがこれは相手との信頼関係に基づいているので、多少のおふざけが許される関係性の相手にしか使用できないことも覚えておいてください。


上記2つの方法は、あくまで自分が精神的に余裕のある時にしか使用できません。

私のように、受験真っただ中で怒涛のマウントをくらうと、さすがに精神の余裕を維持することは出来ません。


二人が共通のレベルで共感できる話題を作る」ことは、まさに精神的余裕のない状態の時にくるマウントをかわすのに適した方法です。


例えば、二人が共通して嫌いな人の話などは、マウント関係なく共感できる優れた話題です。

また、好きな動物や好きなゲームなども良い話題かもしれません。


こうした共通で共感できる話題をいくつか用意しておくことは、自分の緊急時のマウント対策として重大な役割を果たします。


以上の3つは、私が考えるの最も平穏かつ効果的なマウント対策だと思います。

しかし、これらを実践するには強いマインドセットと、巧みな話術が必要とさえるので、出来る方には大いに推奨しますが、難しいと感じる方は、その他の2つの方法を試して頂くことをオススメします。


いずれにせよ、どのような対策をとるかはあなたと相手の関係や状況によると思いますので、今回取り上げた中に、今の自分でも実践できそうなものがあれば、ぜひ試してみてください!




最後に、これらはあくまで対処法に過ぎません。

こんなまどろっこしいことをしなくても、きっぱり言える人は言えます。

もしあらゆる手を尽くしてなおマウントが止まなければ、残念ですがその友人とはバイバイすることになるでしょう。

マウントも一種の人の「サガ」ですので、完全に避けることを目的とせず、うまく付き合っていく「withマウント」の精神でいきましょう!




今回はこれでおしまいとさせて頂きます。
また多種多様な質問、相談、感想、意見を頂けることを楽しみにしています!

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