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ABCからはじめるナチュロパシー

こんにちは。今日はナチュロパシーについてお話ししたいと思います。これまでnoteに記事を投稿してきましたが、ナチュロパシーそのものについてはあまり書いていないことに気がつきました!そもそも日本ではまだあまり知られていナチュロパシーなんですが、世界中で多くの人々が、ナチュロパシーを日々の健康管理に取り入れているんですよ。

この記事では、ナチュロパシーとは何か、その歴史や効果、そして各国での事情にも触れてみたいと思います。リラックスして読み進めていただければ、そしてあなたのウェルビーイングのヒントとしてお役立ていただけたら嬉しいです。

ナチュロパシーは現代の折衷的自然療法

ナチュロパシーは、私たちの身体にもともと備わる自分で治ろうとする力をサポートする自然療法です。栄養療法、メディカルハーブ療法、マッサージ、アロマセラピーなどのいくつかの自然療法を組み合わせ、心身のバランスを整えることに重点を置いています。これらは「補完代替医療」とも呼ばれ、身体全体をひとつのエコシステムとして捉え、症状だけでなくその原因にも目を向けます。

現代医学(西洋医学)が病気の治療や対処療法に焦点を当てている一方で、ナチュロパシーは病気の予防や全体的な健康の維持を重視します。ですから、一般の医師や医療機関とは役割が異なることがわかっていただけるかなと思います。ストレスや生活習慣によって引き起こされる慢性疾患に対して特に有効ですので、健康な人が豊かな健康寿命を育む手助けにもなります。

簡単なナチュロパシーの歴史

ナチュロパシーは、古代ギリシャのヒポクラテスにまでさかのぼると言われています。彼の有名な言葉「自然が最良の治療者である」に象徴されるように、自然の力を信じ、身体が自らを癒す力を持っているという信念は、古くから受け継がれています。

しかし、現代のナチュロパシーの始まりは、19世紀末のヨーロッパで確立されました。その先駆者の一人が、ドイツのベネディクト・ルスト博士です。彼は自然療法の実践と教育に力を入れ、ナチュロパシーという用語をアメリカのニューヨークを起点に広めました。その後、ナチュロパシーはアメリカやオーストラリアなど、さまざまな国で発展し、現在に至ります。

最も古い自然療法は森林浴と日光療法と聞いたことがあります

どんなときにナチュロパシーは役に立つの?

「健康なんだけれど病院に行くほどでもない、スッキリしないなあ」という身体の状態、どなたでも感じたことがあると思います。ナチュロパシーは、心身の全体的な健康をサポートするので、現代社会でよく見られるストレスや不安、疲労、消化不良、アレルギー、ホルモンバランスの乱れなど、多くの問題に有効です。また、食事や生活習慣を通じて、病気を予防することができることが大きな利点です。

例えば、ホリスティック栄養学の食餌療法は、その人のペースで長期間にわたって体質改善ができるのが魅力です。特に、アレルギー症状や消化器系の不調に穏やかに作用します。また、メディカルハーブの煎じ薬は副作用が少ないと一般的にされており、体内の炎症を抑えることで慢性疾患や老化の進行を遅らせることも期待されています。

さらに、ナチュロパシーは心理的な側面も大切にしており、心と身体のバランスを整えることが健康の鍵であると考えています。ストレス管理やリラクゼーション法もナチュロパシーの一環として行われるため、日常生活で抱えるストレスを軽減し、心の健康もサポートします。

オーストラリアは自然療法がめちゃくちゃポピュラーなんですよ!

ナチュロパシーは他の国ではどんな感じなの?

ナチュロパシーは、世界各国で幅広く認知され、実践されていますが、その法規制や認定制度は国によって異なります。

例えば、オーストラリアでは、ナチュロパスが資格を取得するための厳格な教育制度があり、自分も所属するAustralian Traditional Medicine Society(ATMS)などが資格認定を行っています。2024年現在、ナチュロパシーは政府の医療保険の対象外であるものの、多くの人が補完代替医療のひとつとして利用しています。オーストラリアでは、ナチュロパシーは自然療法や予防医療の一環として広く受け入れられています。

北米では州ごとに規制が異なり、一部の州ではナチュロパスが限定的に医療資格を持ちますが、薬を処方するにはさらに特別な資格が必要な場合があります。他の州ではより厳しい制限があり、医療行為は認められていません。

イギリスでは、ナチュロパスは民間療法として認識されており、法的な規制は緩やかです。ただし、国際的に認定された教育機関でのトレーニングを受けたナチュロパスが増えています。

インドでは、アーユルヴェーダが古くから広く実践されていますが、ナチュロパシーも人気を集めています。インドでは、ナチュロパシーは政府の正式な医療制度の一部として認定されており、専門学校での教育が義務付けられています。

ナチュロパシーを実践している有名人

ナチュロパシーの価値を認めている有名人も数多くいます。アメリカ人女優グウィネス・パルトロー、ミュージシャンのスティング、オーストラリア人モデルのミランダ・カーや女優のケイト・ブランシェットなど、さまざまな分野で活躍する著名人たちが、ナチュロパシーを生活に取り入れていることで知られています。彼らは、食事療法など自然療法を活用し、心身の健康を保つことに努めているということです。元オーストラリアン・フットボール選手のトム・ホーキンソンも、ナチュロパシーを実践しており、自然療法でケガからの回復を目指していました。

ナチュロパシーやってみたい!というかた

自分でも日常的に実践できる方法として、栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠、ストレス管理、運動など多角的なアプローチを組み合わせて、ご自身のホリスティックヘルスプランを作成してみてはどうでしょうか。個人的には観察記録をつけて、定期的に進捗を分析し、状況に応じて手を加えるのがおすすめです。

人の身体は皆違います。自然療法もひとつではないですし、ご自身に合った最高の組み合わせは必ず発見できます。

来年1月20日から4回シリーズのオンライン講座です!

これからナチュロパシーをもっと学びたい方に、ナチュロパシー講座開講のお知らせ

実は、私が講師を務めさせていただくナチュロパシー講座が、表参道のIMSIで来年2025年1月にオンラインで開講します。

「ナチュロパシーABC」とタイトルにありますように、自然療法の世界をこれから知ろうという方の、第一歩をお手伝いできますようにと言う願いも込めて、ABCと入れました。

この講座は4部構成になっていて、①知っておきたいナチュロパシーの基礎を知り、②身体を変える栄養学を学び、③メディカルハーブの世界を知り、④習った知識でナチュロパシーを実践するまでを学びます。オンライン講座なのでどこにいても気軽に参加できます。

最終回はハイブリッド形式で対面もあり、事例から実際にナチュロパシーのトリートメントプランを参加者とともに創りながら交流します。これからナチュロパシーを自分の生活に取り入れたいという方や、考え方をご自分のサロンやビジネスに取り入れたいという方に最適な内容です。

ナチュロパシーにご興味のある方、ぜひIMSI公式HPで詳細をご覧のうえお申し込みくださいね!

皆様にお会いできるのを楽しみにしています🙂

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