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【洋書】Cleat Cute

洋書を読もう!と思って、「プラダを着た悪魔」に挑戦するも挫折。
そんなわたしが、読了し、面白かったな!という洋書を紹介します。


作品について

『Cleat Cute』はMeryl WilsnerによるLGBTQ+ロマンス小説。
アメリカのプロサッカーリーグを舞台に、スポーツと恋愛、それぞれの想い、愛を描いています。
スポーツの情熱を持つ人物達を描き、その一方でお互いを求めあう姿、気持ちを伝えられないもどかしさ、自分らしさを持つ事の重要性などが書かれています。

あらすじ

『Cleat Cute』はプロサッカーリーグのスター、Grace Hendersonと、これまで無名であったPhoebe Matthewsのロマンスです。

Graceは幼いころから有名で、アメリカ代表でも輝かしいキャリアをもち、尚且つ所属チームのキャプテン。
一方、Phoebeはこれまで無名に近い選手。Graceのチームにドラフトで選ばれ、Graceと共にプレーできる環境に身を置きます。

Graceはチームキャプテンとしての自覚を感じながらも、Phoebeの純粋・自由奔放なキャラクターに知らず知らず惹かれ、時には我慢できない人間味を出していきます。
一方のPhoebeにとっても、これまで憧れの的であったGraceの存在が、手の届くところにあり、揺れ動く思いを抱えます。

所属チームでのプレー、アメリカ代表に選ばれたい思い、2人でプレーしたいという気持ち、様々な気持ちを2人が抱えながらも進んでいきます。

感想

この本に出会ったきっかけは、元WNBAのスパースター、Sue Birdの記事をネットで見ていた時です。
私は、WNBAファンで特にSue Birdさんのプレーをよく見ていました。
ご存じの方もいるかもしれませんが、Sue BirdさんのパートナーはMegan Rapinoeさん。この方も女子サッカー界で知らない人はいないのでは?と思われるほどの有名人。
お二方とも既に競技は引退されていますが、女子スポーツ界の発展に力を入れています。
何というBig Coupleなんでしょう。。。。

さて、こちらの本の感想は・・・。
とにかく、ドキドキしちゃう。。。。というところでしょうか。(笑)
人としてタイプの違う2人がどのように関わり合いながら、お互いを理解していくのか、想いを伝えていくのか、そしてプロスポーツ選手として生きていくのか、その過程をダイレクトに感じ取れる作品だと思います。
スポーツ経験のある方ならより身近に感じられる作品かと思います。
Beep test(日本で言う20mシャトルランだと思います)という単語が出てきたときには吐きそうになりました。(笑)

スポーツが好き、ロマンスが好きという方にぜひおすすめの作品です。
どうやら、Sue BirdさんとMegan Rapinoeさんが映像化?に取り組んでいるとかいないとか。それまた楽しみです。

※注意※
性的描写がそこそこ出てきます。
対象年齢が何歳以上なのかはわからないのですが、ご自身の判断でお読みください。


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