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ウイルス対策ソフトって何をやってるの?

人間の体で考えてみよう。

①世の中にはインフルエンザ・ウイルスが蔓延している。

②ウイルスが体内に入ると、免疫細胞がウイルスを撃退する。
 (免疫細胞は、それが良くないものだと分かるから撃退する。)

③ウイルスが体内に入っても、それが良くないものだと分からない場合は撃退しない。
 →インフルエンザに感染してしまう。

④免疫細胞に、それが良くないものだと教えるために、ワクチン注射を打つ。
 →免疫細胞が、それが良くないものだと分かるから撃退する。


では、これをスマホやパソコンに置き換えてみよう。

①世の中には、コンピューター・ウイルス(マルウェアを含む)が蔓延している。

②コンピューター・ウイルスがスマホやパソコン内に入ると、ウイルス対策ソフト(免疫細胞)がコンピューター・ウイルスを撃退する。(削除する。)
 (ウイルス対策ソフト(免疫細胞)は、それが良くないものだと分かるから撃退する。)

③コンピューター・ウイルスがスマホやパソコン内に入っても、それが良くないものだと分からない場合は撃退しない。
 →スマホやパソコンがコンピューター・ウイルスに感染してしまう。

④ウイルス対策ソフトに、それが良くないものだと教えるために、定期的に定義ファイルのアップデートを行う。(=ワクチン注射を打つ。)
 (定義ファイルには、コンピューター・ウイルスの情報が記載されている。)
 →ウイルス対策ソフト(免疫細胞)が、それが良くないものだと分かるから撃退する。


コンピューター・ウイルスに感染すると、スマホやパソコンが壊されて動かなくなったりする。
(人間も高熱で動けなくなったりするが、薬を飲めば治る。スマホやパソコンには薬がないので直らない。)

マルウェアに感染すると、スマホやパソコン内の情報が、マルウェアによって海外に送信されてしまったりする。(ロシアとかが多いのかな。)

ウイルス対策ソフト(免疫細胞)をインストールすると、定義ファイル(ワクチン)のアップデートのために毎月の費用がかかるが、最悪の事態を防ぐためには必須である。

最悪の事態とは何か。

・自分の情報がどこかに送信されてしまう。
 (個人情報の漏洩)
・自分を騙る何者かが現れるかも知れない。
 (「なりすまし」と言われるが、大概は悪さしかしない。最悪の場合、犯罪者にされる。)
・クレジットカード情報が漏れると、勝手に何か購入されてしまう。
・銀行口座が漏れると、預金が引き出されてしまう可能性がある。(ネットバンキングの場合など)


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